福山市立大学の教育課程編成及び実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
福山市立大学の教育課程は,大学の使命,教育研究の理念及びそれに基づく教育目標を達成するために,全学共通の共通教育科目と,学部ごとの専門教育科目の2つの枠組みにより構成する。
学修成果の評価は,シラバスにおいて科目ごとに示す到達目標及び評価基準に基づいて行い,科目ごとの評価やGPA等を活用して,学生の学びの改善につなげる。
教育学部の専門教育科目
- 教育コースと保育コースを置き,教育コースでは小学校教諭一種免許状に加えて幼稚園教諭一種免許状又は特別支援学校教諭一種免許状の取得が,また,保育コースでは保育士資格に加えて幼稚園教諭一種免許状の取得が可能となるよう教育課程を編成する。
- 教育課程は,学部基礎科目,基幹科目,展開科目,発展科目,実習科目,演習,卒業研究の7つの科目区分で構成し,教育コースと保育コースで一体的に編成する。
- 教育課程は,教育・保育の原理,歴史,制度等とともに,子どもの発達についての幅広い知識と素養を養う科目,教育内容・保育内容についての幅広い知識や技能を修得し,教育・保育の内容や方法を自ら探求し工夫できる実践的指導力を養う科目,特別な支援を必要とする子どもの教育・保育に必要な知識や素養を養うとともに,家庭・地域・学校・施設等が連携した教育・保育活動を担える資質・能力を養う科目等で構成する。
- 教育課程の編成・実施に当たっては,小学校教育と幼児教育・保育との連携を重視し,教育と保育を一体的に捉えながら,地域の教育・保育を担える知識と素養を養うための教育課程を編成・実施する。
- また,4年間にわたって少人数の教育ゼミを開設し,これと連動した教育実習,保育実習,課外の実地体験等の学外における実践活動を展開し,大学キャンパスと現場を往復しながら教育者・保育者としての実践的な能力を育成する。
- このような教育課程によって,子どもの発達を継続的に捉え,発達段階に応じて子どもに向き合い,家庭・地域・学校・施設等が連携した教育・保育を担い,特別な支援の必要な子どもの教育・支援にも対応していける教育者・保育者の育成をめざす。