キャンパスレポート

2018年11月

中大連携事業:「SDGs福山版」に向けたパネルディスカッションとワークショップを開催しました。

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 2018年11月2日,本学において,福山市立東中学校と本学の協働の下,同校3年生140名による「SDGs福山版に向けたパネルディスカッション」が行われました。これは,5月末に本学で同校と開いた「SDGs福山版に向けたワークショップ」のフォローアップという位置付けです。5月末には福山市が優先すべきSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を検討しましたが,今回は,発展させて,SDGs達成に向けた取組を競うことを目的としました。
 パネルディスカッションは生徒がすべて役割を分担して行いました。まず冒頭で司会者が論題「福山市でのSDGs達成に一番効果があるのはどの取組か」を説明した後,各クラス代表である4チームが,福山市でのSDGs達成に効果的と考える以下の4つの取組みを,グラフや表を使って具体的に説明(立論)しました。

〇福山で再生エネルギーをもっと使おう
〇福山で必要最小限のエネルギーを使い,健康的に暮らそう
〇福山でもっと,もっとリサイクル
〇地元の小さな店で買い物をしよう

 司会者が立論を整理した後,各チームは作戦タイムの中で質問や応答について考え,チーム相互で「なぜ?」,「その根拠は?」,「本当にできますか?」など丁々発止の質疑応答を行いました。そして,司会者が質疑応答の整理をし,次の全体討論では,フロアからはパネリストに対して生徒や本学学生からの鋭い質問が出ましたが,各チームともデータや根拠をもとにうまく答えていました。終わりには,最終立論係が最後の反論(最終立論)をし,大学教員と司会者がそれぞれパネルディスカッションの講評とまとめを行いました。
 パネルディスカッションでは「いかに人の行動様式を変えるか」ということが焦点の1つになりましたが,そこではルール設定や強制ではなく,いかに説得して分かってもらうか,という民主主義の考え方が基本になっていて,大変感銘を受けました。将来を担う中学生が相手の意見や立場を尊重しながら真剣に取り組む討論を見て,明るい日本の将来を見た気がします。

 また,翌週の11月8日には,福山市立培遠中学校において,同校と本学が協働し,「総合的な学習の時間・道徳」の枠の中で,「SDGs福山版に向けたワークショップ」が開かれました。本ワークショップは,ユネスコスクール加盟の申請を予定している同校と本学が協働し,未来を担う中学生がSDGsの17目標を培遠学区の目線で見た場合に,どの目標を優先すべきかを考える機会としたものです。多くの保護者の方々が見守る中,事前に十分学習を積み重ねた3年生37名と本学学生がグループに分かれ,同学区の持つ課題とSDGsをつなげる作業をし,高齢者のケアと目標11(持続可能な都市)などが重要な課題として認識されました。

 なお,7月にも,福山市立至誠中学校と鷹取中学校を対象に同様のワークショップが行われました。

(参考)  本学は,2015年より,ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)加盟全国20大学の1つとして,福山市や尾道市の小学校・中学校・高等学校のユネスコスクール加盟や活動を支援してきています。特に,福山市は,市立小学校・中学校・高等学校全113校のユネスコスクール加盟を目指しています。
 ユネスコスクールとは,ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践し,地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発,発展を目指すことを目的としており,現在はESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)やSDGsが中心の概念となっています。2018年10月現在,世界182か国に約11,500校,日本に1,116校あります。福山市内では,これまで小学校10校,中学校2校,中高一貫校2校,高校2校が加盟済です。
 ユネスコスクール申請に際しては,準備期間としてのチャレンジ期間が1年間設けられており,その間に実績を積む必要があります。これまで各校の支援を行ってきましたが,各校の一番の悩みが,ユネスコスクール認定の要件に沿った実績の可視化です。ESDに比較してSDGsは目標17,ターゲット169と枠組みが明快なため,実績の可視化に適していると考えており,ユネスコスクール申請に必要な要件につながるとして,ワークショップやパネルディスカッションを通してSDGs学区版の作成を進めています。
(ASPUnivNet本学窓口:都市経営学部教授 上別府隆男)


第8回大学祭『港輝祭』が開催されました。

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11月17日(土),18日(日)の2日間,本学港町キャンパスで,第8回大学祭『港輝祭』が開催されました。両日とも天気に恵まれ,中庭ステージでのイベント,サークル発表をはじめ,恒例のチャリティビンゴ大会,ダンス,軽音楽ライブ,演劇,他,たくさんの参加者で盛り上がりました。 また,芸人「じゅんいちダビットソン」のライブでは,クイズもあり終始笑いで包まれました。 いろいろなイベントで出場学生の特技が披露され,普段見られない一面で会場は大変盛り上がりました。また面白さだけではなく,英語プレゼンテーションや公開講座,献血なども取り入れました。エンディングでは,学生たちの手作りキャンドル,エンドロールムービーによる最後にふさわしい雰囲気作りも工夫されました。 今後も地域のみなさまと一緒に盛り上がる港輝祭にしていきたいと思います。 最後に,ご参加,ご協力いただいたみなさま,本当にありがとうございました。

11月21日:平成30年度「研究不正の防止に係る研修会」を開催しました。

研究不正の防止に係る研修会

  11月21日(水)学内中講義室Aで平成30年度「研究不正の防止に係る研修会」を開催しました。
 講師にロバスト・ジャパン株式会社の矢野覚士さんをお招きし,研究活動におけるコンプライアンス教育及び研究活動上の不正行為防止に係る研究倫理教育についての研修を行っていただきました。本学の研究者,研究に関わる学生及び研究費の管理・監査業務等に携わる事務職員など計63人が参加し,不正行為や研究費の不正使用を行わないための心構え,他大学等での不正事例などについて研修しました。
 本学では引き続き,研究不正の防止に向けた取組を行ってまいります。

第4回公開講座 知の共創「文字と生きる 知られざる文字の魅力を紐解く!」を開催しました。

公開講座 公開講座 公開講座

 11月17日(土),講師にMOJIKARA研究所所長の本田蒼風さんを迎え,「文字と生きる 知られざる文字の魅力を紐解く!」と題して第4回公開講座を行いました。
 書家でアーティストの本田さんは,文字のチカラ,文字から新しく生み出される価値という意味を含むMOJIKARA(造語)を掲げ,「生命ある文字を生み出す」ことをモットーに,個展や全国各地での書パフォーマンス公演や講演,ワークショップなどを精力的に活動されています。
 2010年に実施したワークショップ「里想(りそう)の樹プロジェクト」では,「里=人が集まる中心の場所」をキーワードに限界集落問題を考えるため,住んでいる人のアイデアを簡単な文字に表してもらい,町おこしのための観光マップにつながったと説明されました。
 本田さんから,「墨で描いた文字を,はがきからはみ出さないように自由に動かして新たな文字をつくってください。」と説明を受け,参加者の皆さんは流れる墨に悪戦苦闘しながらも幾何学模様の文字が出来上がっていきました。
 講座の終盤には,本田さんと参加者による共同制作「異和(写真参照)」に挑戦しました。二本筆で書かれた文字が,巨大な和紙を動かすたびに,墨が予想もしない方向に流れ,どんどん変化していきます。"意図的につくれないからこそおもしろい作品に仕上がる"醍醐味を体感していました。

11月17日(土)高大連携事業の発表を行いました。

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 11月17日(土),港輝祭(学祭)にて,6月から始まった高大連携事業「地元高校生が考える東部地域郊外団地のまちづくり」の成果報告会が行われました。福山市立福山高等学校の生徒と本学の学生がグループとなり,ともに幕山台地区の問題とその解決策を考えるこの取り組みでは,実際に現地を見てみることで現実に即した問題を発見し,住んでいる人の気持ちになって考えていくことができました。
 当日は,「住みにくい,でも住み続けたい町」というコンセプトでの発表や,高齢者が多いからこそ助け合いを活発にするアイデア,若者を集めるイベントの発案など,それぞれのグループが工夫に満ちた発表を行いました。
 見に来ていただいた幕山台地区の方々からは,「若い人にしか考えられないアイデアがあった。実際にできそうなものは実現していきたい。」「"住みにくい,でも住み続けたいまち"というのは,私たちの思いを代弁してくれたように思う。」などの言葉をいただきました。
 本事業に協力してくださったすべての方々に感謝します。ありがとうございました。

広島県大学バレーボール選手権大会にて男女バレーボール部が善戦しました。

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 11月10日(土),広島経済大学で行われた平成30年度第18回広島県大学バレーボール選手権大会に,本学男子・女子バレーボール部がともに出場しました。
 県内の大学バレーボール部が集結するこの大会は,一部・二部・チャレンジリーグに関係なく対戦するため,今回は男女とも格上の相手との対戦となり善戦しましたが,惜しくも敗れてしまいました。
 男子は広島修道大学Aと対戦,セットカウント0-2(15-25,24-26)で敗れましたが,2セット目互角の戦いを繰り広げました。
 女子は安田女子大学Bと対戦,セットカウント0-2(15-25,23-25)と,男子同様2セット目粘りましたが,ストレートで敗れる結果となりました。
 10月の秋リーグ後,新体制で臨んだこの大会は,新しいチームの課題に気づいたり他大学から学ぶこともあったりと,収穫の多い大会となりました。
 男女とも,この経験を糧にさらなる向上を目指して練習に励んでいます。

11月13日:不審者対応訓練を実施しました。

不審者対応訓練写真 不審者対応訓練写真

 11月13日,広島県福山東警察署より講師をお招きし,不審者対応訓練を実施しました。
 福山東警察署生活安全課職員の方から最近の不審者発生事案や110番通報のポイントについて紹介いただいたのち,実際に不審者を発見した場面を想定しての通報訓練や講師の指導のもと護身術訓練を行いました。
 参加した教職員及び学生にとって,改めて防犯への意識づけを行う大変よい機会となりました。

「ふくやま子どもフェスティバル2018」に参加しました。

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 暑いくらいの晴天に恵まれた2018年 11月3日(土・祝),教育学部保育コースの1年生が 「ふくやま子どもフェスティバル2018」に参加しました。「運動・身体表現活動Ⅱ(応用)」授業で学習した様々なオリジナル表現教材を組み合わせた楽しい活動に,たくさんの親子が参加してくれました。
 学生たちは交代で,「カッチンくん(=ペットボトルの 底を再利用したリサイクル楽器)」の工作体験ができるテントを運営し,乳児から中学生まで多くの子どもたちやご家族の方々と工作を通じてふれあいました。「附属幼稚園で遊びました,懐かしい」と3姉妹で訪れて下さったご家族などこれまでの楽しかった経験から再び参加してくれる多くの子どもたちや,「この子がこんなに集中している姿を見るのがうれしい」とカッチンくんを一生懸命作る姿を喜んで見守るお母さんの優しい笑顔に出会えました。
 学生たちを何より元気づけたのは,福山市立女子短期大学保育科卒業の先輩たちがお子さんと一緒に応援に来てくださったことです。「学生さんたち頑張っていますね。私たちも学生時代に勉強した懐かしいカッチンくん,うちの子どもたちも大好きです。」「カッチンくん作りが続いてくれて嬉しいです。これからもずっと続けてくださいね。」と励ましていただきました。
 被爆アオギリ2世と母子三人像が立つ「平和の広場」では,平和教材としての大型紙芝居(午前:被爆アオギリを題材とした「そばに いるよ~いっしょにあるいていこう~」,午後:福山空襲を題材とした「母と子の八月八日」)を上演し,授業で学習した本学オリジナル教材で平和の尊さを訴えました。参加者とともに行う平和のてあそびや歌「母と子の八月八日」では,子どもたちだけでなくお母さん・お父さんも一緒に動き,口ずさんでくださる姿がたくさん見られました。最後は,みんながもっと仲良くなるため,「カッチンくん」を使ったリズムあそびで,会場が一体となって 盛り上がり,学生たちと子どもたちはハイタッチを何度も繰り返していました。
 学生たちの感想を抜粋して紹介します。「様々な年齢の子どもや家族の方々とたくさん関わることができ楽しかったし勉強になった。」「子どもたちの表情や反応を近くで見ることができ貴重な体験となった。」「保育コース1年全員が互いに助け合い協力しながら頑張った。団結力が強まった。」「これからも全員で切磋琢磨して高め合いたい。」「おばあちゃんが平和紙芝居を真剣に聞きに来ていたのを見て,私たちの世代が伝えていかなければと感じた。」「私たちの歌声に感動して涙を流してくれた人がいたと聞き本当に嬉しかった。」「温かい気持ちになり,やってみないとわからないやりがいを感じた。」
 今年も例年同様,午前・午後の部とも会場はたくさんの参加者が集まり,学生たちは輝くような笑顔で子どもたちや家族と交流しました。福山空襲で亡くなった母子三人像のそばに被爆アオギリ2世が立っている福山市中央公園で開催される「子どもフェスティバル」だからこそ,たくさんの笑顔との出会いがかけがえのないものであること,子どもたちの笑顔を何より大切にしたいという思いを学生たちが実感するよい学習機会となっています。
 協力をいただいた他学年の学生や市各課・市民の方々に心からお礼申し上げます。