都市経営学部

教員紹介/向井 厚志

向井 厚志(むかい あつし)

向井 厚志
  • 【職位】
    都市経営学部 都市経営学科 教授
  • 【学位】
    博士(理学)
  • 【専門】
    地球環境学
  • (研究テーマ)
    断層破砕帯の地殻変動と地下水流動の解析。
  • 地域貢献活動情報
    地域貢献活動情報はこちらから

Message

地震などの自然災害や地球温暖化などの環境問題が重大なテーマとなっています。地球環境について学びながら,自分達の将来のあり方について考えてみましょう。

担当授業科目

自然誌概論

日本列島の自然環境を概観し,地球上の他の地域と比較することによって,日本列島の特徴を明らかにしていく。その際,自然環境の調査方法についても紹介し,その調査結果を読み解く方法を解説する。また,日本列島の形成過程を概観しながら,将来の日本列島の自然環境について考える。

都市経営学総論A

自然や文化と共生しながら美しく質の高い都市環境を模索し,行政と市民が協力しつつ持続的な都市を再構築する新しい都市の在り方・都市づくりの進め方を主なテーマとして,先進的な取り組みにも触れつつ,工学・環境の視点からみた都市経営の動向と可能性を明らかにする。

地球環境論特講

本講義は,21世紀の都市や地域社会が直面する多様な地球規模の自然現象の中で,地球と人間が共存できる『持続可能な地球環境の構築』の考え方や方策を模索し,研究をベースとして実践的にも対応できる能力を身に付ける講義である。地震活動期に入った日本が直面する地震災害やグローバルな環境問題である地球温暖化,それに伴う海面上昇等に対して,地球が持つ普遍の自然現象を科学的に理解し,防災対策について議論を深める。

地球環境入門

地球上で暮らす私達は作物の実りや四季等,地球環境からの多彩な恩恵を受けている一方で,様々な自然災害とも日々向き合っている。特に日本では,集中豪雨や洪水,地震,火山噴火等,一年を通して多様な自然災害から逃れることができない。本講義では,日本が過去に経験してきた,または,これから経験するであろう自然災害を取り上げ,その仕組みを解説しながら,自然災害を低減する方法について考えていく。

環境開発実習

大自然の満ちあふれた米国アラスカ州 フェアバンクス市のアラスカ大学フェアバンクス校での海外実習である。講義はアラスカ大学の教員と合同で英語で実施する。午前中は英語学習を行い,午後はアラスカの自然環境及び先住の人々の歴史と文化についての講義を行う。テーマは「フロンテアスピリットを学ぶ」。

地球の進化

私達が暮らす惑星・地球は約46億年前に誕生し,以来,様々な激動の歴史を歩んできた。溶けた球体だった時代,地球全体が凍りついた時代,そして今,私達は生命が満ち溢れた時代を生きている。地球科学によって解明されてきた地球の歴史を紹介し,地球およびその周辺で起きてきた自然現象について解説する。

フィールド情報学

地震災害のように広範囲の地域を巻き込む自然災害では,多くの人々の生活に重大な影響を及ぼすこととなり,自然現象そのものへの学術的な究明だけでなく,行政や地域社会の対応,避難行動等における心理的な側面,減災に対する工学的・社会科学的取り組み等,様々な学問領域にまたがる対応が必要となる。本講義では地震災害を例に取り上げ,多様な学問領域がひとつの課題に取り組むフィールド情報学について解説する。

科学史・科学哲学

中国では火薬・紙・羅針盤の発明と多くの技術革新がなされたが,近代科学は誕生しなかった。一方,中世ヨーロッパでは,唯一神を信ずるキリスト教的な世界観のもとで科学的な事実を説明する法則は唯一であるという近代科学の基本的考え方が共有され,近代科学の基礎が築かれていった。こうした科学の発展の歴史と科学的な考え方について解説する。

略歴

平成3年3月 京都大学理学部卒業
平成5年3月 京都大学大学院理学研究科地球物理学専攻修士課程修了
平成8年3月 京都大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了
平成9年4月 奈良産業大学法学部 専任講師(~平成15年3月)
平成15年4月 奈良産業大学情報学部 助教授(~平成21年3月)
平成16年4月 東濃地科学センター 客員研究員(至現在)
平成21年4月 奈良産業大学 情報学部 教授(~平成27年3月)
平成27年4月 福山市立大学 都市経営学部 教授(至現在)

主な著書・論文等

【著書】

  • 「In situ stress measurement by the stress relief technique with a multi-component borehole instrument」
    (Earth, Planets and Space, Vol.59, No.3, 133-139, 2007)
  • 「測地観測における環境影響の解明とその活用」
    (測地学会誌,54,1,1-13,2008)
  • 「淡路島と六甲における歪観測値から得られた潮汐振幅の経年変化の比較」
    (東濃地震科学研究所報告,23,139-144,2009)
  • 「私立大学における地学教育の試み ~ 奈良産業大学の場合 ~」
    (地学教育の現状とその改革ー防災知識の普及に向けてー,42-45,2011)
  • 「The Anisotropy of Cosmic Ray Pursued with Chaos Analysis」
    (Proceeding of International Cosmic Ray Conference, Beijing, 2011, 2011)
  • 「二酸化炭素濃度の日変化の風向および風速依存性」
    (情報学フォーラム紀要(奈良産業大学),8,109-116,2013)
  • 「東北地方太平洋沖地震前後の六甲の地殻変動」
    (東濃地震科学研究所報告,31,27-33,2013)