都市経営学部

短期海外研修(環境開発実習)

「環境開発実習」は,都市経営学部の3年次に選択科目として開設される,短期海外研修です。

実習の目的

  1. 海外の都市を訪問し,自然と文化,環境と都市の関わりや依存関係を理解し,都市の成り立ちについて考察する。
  2. 現地の風土,歴史,文化及びそこで生活する人々に触れることによって異文化への理解を深め,様々な国の人々と協力し合える国際感覚を身につける。
  3. 生きた外国語に触れることによって語学力の向上を図り,将来のキャリア形成に役立てる。

実習先

アラスカ大学フェアバンクス校
(アメリカ合衆国・アラスカ州)

アラスカ州フェアバンクス

アラスカ州フェアバンクスは,アメリカ合衆国アラスカ州の中央部に位置する,アラスカ州第2の都市で,冬季にオーロラの最もよく見える町としても知られています。冷帯湿潤気候に属しており,寒暖の年較差が激しく,冬季には気温が摂氏マイナス50度にも及ぶ過酷な自然環境にあり,地域の大半が寒冷地の動植物の生息地で,手付かずの自然が残っています。アラスカ地図

人類が過酷な自然とどう関わり,どう社会を築いてきたのか。その手がかりを探り,「都市」の成り立ちについて考察することができます。

 

アラスカ大学フェアバンクス校

実習先となるアラスカ大学フェアバンクス校(University of Alaska, Fairbanks)は,1917年に設立された「アラスカ農鉱業専門学校(The Alaska Agricultural College and School of Mines)」を前身とした,アラスカで最も古い州立大学であるアラスカ大学のメインキャンパスです。 
フェアバンクス校には,教養,理・工・数学,アラスカ農業などの各カレッジや,農学・土地資源管理,教育学,経営学,地質工学などの各スクールのほか,環境や地球物理などの分野で国際的に評価の高い教育研究機関があり,約1万人の学生が学んでいます。
なお,フェアバンクス郊外に広がる大学キャンパス内には病院や消防署などの各種施設もそろっており,大学そのものが一つの「都市」を形成しています。

 

実習の内容

事前指導

実習に先立ち,現地の事情をよく知る担当教員による事前指導を行い,実習先の地理・歴史などを学習するとともに,語学研修の方法やスケジュール,渡航手続や滞在先での諸注意事項を確認します。

第1回 オリエンテーション
(実施日程と費用負担の説明)
第2回 実習先の事前学習
(アラスカの地理・文化・歴史)
第3回 英語学習の方法 
第4回 野外巡検先の事前学習
第5回 滞在方法の選択と滞在先での注意事項
第6回 渡航手続きの説明
(パスポート,海外保険)
第7回 渡航に関する注意事項
(健康管理,トラブル対処法)
 

実習

2週間の実習期間中,アラスカ大学フェアバンクス校が実施する夏期プログラムに基づき,午前中は英語学習,午後はアラスカの自然,歴史,文化等についての実習を行います。また,期間中,3日間程度,近隣の野外巡検を行います。

なお,福山市立大学からは,現地の事情をよく知る教員2名が付き添い,アラスカ大学フェアバンクス校の教員による実習の補助にあたるとともに,野外巡検の補助や休日の指導にもあたります。

日程

1日目 (移動) 福山→成田空港→フェアバンクス
2日目 オリエンテーション
3日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「アラスカの気候特性・森林の氷河」
4日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「アラスカの永久凍土・森林の成立」
5日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「アラスカの火山・オーロラ発生の謎」
6日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「北方圏の先住民の分布・沿岸エスキモーの文化と歴史」
7日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「北方インディアンの文化と歴史・新大陸への入植とアラスカ先住民」
8日目 週休日
9日目 週休日
10日目 (午前) 英語語学研修
(午後) 講義「アラスカ先住民の現代・アラスカ温暖化の特徴」
11日目 野外巡検(デナリ国立公園/動物生態観察)
12日目 野外巡検(沿岸域/海洋生態観察)
13日目 野外巡検(沿岸域/コロンビア氷河の後退観察)
14日目 修了式,帰国準備,自由行動
15日目 (移動) フェアバンクス→成田空港→福山

評価

実習後,実習先での授業態度,行事への参加状況,現地での授業毎のレポート等に基づいて行います。
 (単位数:2)

注釈

本実習の参加に際しては,講義を的確に理解できるレベルの英語能力が求められます。
(具体的な能力の判定法や基準の設定は,後日紹介予定です。)

なお,都市経営学部においては,異なる国や地域の伝統や文化を理解し,それらの国や地域の人々とコミュニケーションを図るため,グローバル化社会の標準言語である英語を使える学生の育成を目指しています。
1年次のCALL教材(eラーニング)を活用した演習と自学自習を組み合わせた「総合英語」や,2年次に習熟度別に編成される「英語コミュニケーション」などの必修授業のほか,「ビジネス英語」や「上級英語」といった選択授業の履修を通して,実践的な英語力を習得していくことになります。