福山市立大学の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
福山市立大学の教育課程は,大学の使命,教育研究の理念及びそれに基づく教育目標を達成するために,全学共通の共通教育科目と,学部ごとの専門教育科目の2つの枠組みにより構成する。
学修成果の評価は,シラバスにおいて科目ごとに示す到達目標及び評価基準に基づいて行い,科目ごとの評価やGPA等を活用して,学生の学びの改善につなげる。
- 専門教育科目は,学部基礎科目,基幹科目,展開科目,実習科目,専門演習,卒業研究の6つの科目区分で構成し,「環境」という課題を共通の基盤としつつ,
《空間としての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「計画・デザイン」領域(工学系)
《活動としての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「経済・経営」領域(経済学系)
《繋がりとしての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「共生・開発」領域(社会学系)
の3領域で体系的に編成する。
- このほか,木造建築士及び二級建築士の受験資格を得るための科目群を自由科目として開設する。
- 教育課程の編成に当たっては,3領域の融合を重視し,多面的な都市社会の課題を探究する上で共通の基盤となる基礎的知識や素養を養うとともに,3領域のいずれかに重点を置いて学習を深めることの出来る教育課程を編成する。
- 教育課程の実施に当たっては,福山市をフィールドとし,地域社会の実情に触れながら,課題意識をもって学び探究することを重視する。そのため,学外活動を含む演習や実習形態の授業科目を多彩に設け,都市社会のあり方を具体的に考察する機会を確保する。
- 修得した学際的な知識や手法は,学外活動を含む演習や実習を通して実践的な課題に適用することによって体系化・構造化し,現代の都市社会が抱える複合的な課題に対処していける資質や能力を養う。
- このような教育課程によって,環境についての幅広い知識と素養とともに,都市社会の課題についての多面的で複合的な知識と素養を備え,持続可能な地域社会の発展のために企業の活性化や地域の再生を創造的に担っていくことの出来る人材の育成をめざす。