福山市立大学
本文へ移動

キャンパスレポート

Campus Report

5月30日:中庭で堆積実験を行いました。

2016年5月30日

20160511
20160511 「環境地理学」の授業(澤田結基准教授)では,毎年,先生が自作された装置を使って土砂の堆積実験を行っています。
 装置は河口を挟んだ川と海を模して作ってあり,ポンプを用いて,絶えず水を上流から流すことで川の流れを再現しています。ここに,先生が大小の粒の混ざった砂をどんどん入れていくと,砂は河口部分に堆積し,みるみるうちに平地が出来ていきました。福山や広島の街も,このようにして河口に形成された三角州の上に作られています。「ほらね,この土地はほぼ平らですけど,ほんの少しこちらの方が高くなってますね?」「ここに斜めに地層が出来ているのが分かりますか?」数千年,数万年単位で起こる自然の変化が目の前で再現される様子に,学生たちは引き込まれていました。
 この授業では,瀬戸内沿岸地域の自然が地質や気候変動,そして人間活動の影響を受けて成立していることを理解し,地域の自然を見る目を養います。

このページのトップへ