福山市立大学
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キャンパスレポート

Campus Report

3月14日:「地域連携セミナー~キャンパスは街~」を開催しました。

2017年3月22日

20170314
(長谷川さん)
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(清久さん)
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(左から中村さん,今津さん,桒田さん)
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(渡邉さんと会場の様子)
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(有重さん)
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(笠木センター長さん)
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(岡辺教授)
 3月14日(火),本学中講義室Aにおいて,「地域連携セミナー~キャンパスは街~」を開催し,企業の方,市民活動団体の方,地域の団体の方々と本学の学生との3つの取組事例を発表していただきました。このセミナーの目的は,大学の地域連携活動に対する理解を深め,本学に求められる地域連携とは何かを考える機会とするものでした。
(1)情報誌「Wink」とポジティ部
 地元情報誌「Wink」を発刊している株式会社アスコンの長谷川清秀さんは,本学の学生と関わった3年間を振り返り,地元映画館と本学室内オーケストラサークルとのコラボや,福山市立動物園とリム・ふくやまのイベント運営に参加したポジティ部などを紹介し,「いろいろなイベントの企画・運営に参画し,大学生ならではの想像力,行動力がより良いまちづくりの一助になっている。」と高く評価されました。
 ポジティ部の清久みはるさんは,イベントの企画や運営を通して,「かわいらしい動物との触れ合いや遊びに来た子どもたちの喜ぶ姿に癒されました。今後も続けていきたい。」とやる気満々でした。
(2)中心市街地の活性化と「FCU実践・体験型プロジェクト研究会」
 FCU-chan研究会こと「FCU実践・体験型プロジェクト研究会」の今津海さんと中村美佐紀さんは,学生主体の団体として,福山市中心部を主なフィールドとして実践的な学習を通じて,発足してからこれまで都市や商店街のあり方を調査・研究してきた地域貢献活動を紹介されました。みんなが楽しめるイベントをめざした「サンタ大作戦」を誕生させたことや,年間を通じてのさまざまな取組をしている中で,「地域住民や行政関係者と関わることにより見えてきた効果や課題がある。これからも学生にしかできないまちづくりについて考えていきたい。」と語られました。
 中心市街地の活性化に取り組んでいるコミュニティハウス「umbrella」の桒田慶子さんからは,「人手が足りないから学生を使ってはいけない。一緒に悩み・感動しながら進んでいくことが大事。」とのエールをいただきました。
(3)学区(町)のまちづくり推進委員会と前山ゼミ生
 川口東学区まちづくり推進委員会の渡邉真悟さんからは,まちづくり推進委員会の会合に前山ゼミの学生が参加し,司会,記録,発表を担当してもらい,「若者が参加したことによりスムーズな進行ができ,意見も言いやすかった。今後もつながりを持ち続けるためにも,大学と地域との情報共有が大事である。」と語られました。
 この活動へ前山ゼミから参加した有重遼さんは,「みんなで議論し考える場があることは,すばらしい。学生も司会進行など自分のスキルアップにつながった。これからもまちづくりの中継地点としての役割を担いたい。」と感想を述べられました。

 最後に,本学の教員OBであり,現在は福山市まちづくりサポートセンター長として活躍されている笠木弘二さんからは,「何が足りないのか,課題をどのようにクリアすればいいのか,まず学生に現場(社会)を見させることが大事である。」と,同時に「大学側も,学生がどこで・どのような活動しているか把握すべき。」など問題点も指摘されました。
 また,本学地域連携フェローを代表して岡辺重雄都市経営学部教授から,「本学の学生は地域の活力づくりに積極的に取り組んでいる。対等な仲間として,学生目線で地域づくりにつなげていってほしい。」と本セミナーの総括をされました。
※地域連携フェロー=地域との連携や交流を効果的に進めるため,地域連携活動で特に経験と実績のある教員の岡辺重雄教授,前山総一郎教授,渡邉一成教授が担当しています。

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