Campus Report
2017年9月 8日
都市経営学部の2年生と3年生が、KASEI(九州建築学生仮設住宅環境改善プロジェクト)の活動に参加しました。
KASEIプロジェクトは、熊本地震の被災地に建設された仮設住宅地の環境の改善を目標とし、建築系大学の学生が協力して取組んでいる活動です。今回は、鹿児島大学などと共同で担当している宇城市御領の仮設住宅団地で建設がすすむ集会所の縁側制作に参加しました。当日は、猛暑のなか現場監督さんに教えていただきながら、床材の塗装や加工、床張りに取組みました。
参加した学生は、「現場にあった仮設住宅は、想像していたものとは異なり、木の壁で温かい印象をもちました。縁側づくりでは、工具の使い方から、木の板の張り方など、慣れないことや初めての経験が多くできとてもよかった。今後、この施設がどのように利用されていくのかに関心をもった。」「微力ながらも復興支援の力になることができて嬉しく思います。図面や模型を作るだけでなく実際の現場での仕事を体験することができ、とても貴重な時間となりました。役割分担や声かけの重要性など、現場でしか分からないことを多く学ぶことができました。学んだことを今後の制作などにもいかせればと思いました。」など、多くのことを学んだようです。
実際の建築現場を体験するだけでなく、他大学との共同や仮設住宅団地の生活環境の改善に取組むことにより、これからの都市やまちづくりについて学ぶ学生にとっては、幅広い視野や実践力を学ぶ良い機会になったようです。
【参考URL】
KASEI(九州建築学生仮設住宅環境改善プロジェクト)
http://kasei.kumamoto.jp