福山市立大学
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キャンパスレポート

Campus Report

特別講演会「アラスカの大自然で学ぶ」

2017年11月10日

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 11月2日(木),教育研究交流センターの特別講演会「アラスカの大自然で学ぶ」が開催され,本学の福田正己名誉教授,都市経営学部の澤田結基准教授,アラスカ大学フェアバンクス校の夏季プログラムディレクターのミッシェル・バートレットさん,外国語文化科講師のキンバリー・アラゴン・スチュワートさんに講演をしていただきました。概要は次のとおりです。
○福田正己名誉教授
 アラスカは日本の面積が4倍で人口は74万人。冬はマイナス40℃にもなる極寒の地というイメージしかないが,夏のアラスカは高山植物が咲き乱れ野生動物の天国である。また,8月下旬からはオーロラが現われる。
 「厳しい自然環境の中で人々は助け合いながら,たくましく生活している。本学の学生たちも"生きる力"を学んでほしい」と述べられました。
○都市経営学部の澤田結基准教授
 学生時代に7か月間アラスカを旅行し,日本と共通するものが多くあることに気づいた。たとえば,サーモン,高山植物,ツンドラなど。永久凍土帯に広がる生の低い植物がつくる植生景観は北海道大雪山でも見られる。
 アラスカを縦断しているパイプラインは日本鋼管(現在のJFE)製で,福山と馴染み深い。今後は市民同士の交流を進めればと考えている。
○ミッシェル・バートレットさんとキンバリー・アラゴン・スチュワートさん
 ミッシェルさんからは,アラスカ大学フェアバンクス校での2週間の夏季プログラムを紹介されました。学生たちは寮に入り,午前,午後と一日の活動プログラムが待っている,一方屋外に出ることも多く,野生保護区などにも出かけて自然を体感できると述べられました。
 またキンバリーさんからは,英語は会話や発音の練習を重視し,英語に自信を持たせる工夫をしている。ゲームをしたり,まちへ飛び出したり実践を通じた英語を学んでもらいたい。プログラムの終わりには,先生の家でバーベキューパーティーをするそうです。学生には,アメリカと日本の文化の違いも学んでほしいと語られました。

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