福山市立大学
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キャンパスレポート

Campus Report

2018年度(平成30年度)教育研究交流センター第1回公開講座 知の共創①「広告から楽しむ、世の中の潮流」

2018年5月22日

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 2018年(平成30年)5月12日(土),講師に株式会社電通チーフマーケティングプランナーの大久保 祐介さんを迎え,「広告から楽しむ、世の中の潮流」と題して第1回公開講座を行いました。(担当:都市経営学部 松浦 正伸 講師)
 広告業界の専門家による3つの視点から,1「広告は世の中を反映」(過去と現在の広告を比べての進化)
2「社会のビフォアー・アフターを楽しむ」(広告会社は,どのように世の中を捉えて,広告を制作しているのか,その広告はどのように生活者に届けられているのか)
3「最新の広告現場」(最新の広告現場の裏側から,世の中の潮流を楽しむ)
といった内容を, 最新の広告事情や生活者のニーズなどを分析したデータに基づき,特徴的な広告作品を振り返りながら,ご自身の経験も含めてお話をしていただきました。
特に,現代社会はインターネットの普及によって「誰もが発信できる時代」であり,急激に情報の発信量が増え続けている一方で,生活者(情報の受け手)にとって,受け入れる情報量に限界もあり,より自分自身が興味のある内容に絞り込む傾向にあります。
そのことは,世の中の情報量は1.8ZB(ゼタバイト)という途方もない膨大な量に及び,2016年時点において,その膨大な情報の99.996%がスルーされているという実態から,分析の重要性やプログラミングによるAI開発など,今後需要のあるスキルについても紹介していただきました。
 また,「これは余談ですが」としながらも,広告業界で日々実感されている状況をわかりやすく伝えていただきました。
 日頃,私たちは「情報化時代における発信力の強化」などと言及していますが,今回の講座を通じて,繰り返し発信する中で分析を的確に行うことが重要であると強く感じました。
 今回の公開講座では,昨年12月に福山市が制定した「福山市こころをつなぐ手話言語条例」を受け,手話が言語であるとの認識に基づき,手話通訳を行いました。
 (手話通訳:手話通訳サークル 芦の会)

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