福山市立大学
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キャンパスレポート

Campus Report

ワークショップ 「SDGs福山」を作ろう!を開催しました。

2018年6月15日

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 去る5月29日、本学において、「SDGs福山版を作ろう!」ワークショップが福山市立東中学校と本学の協働の下開かれ、未来を担う同校の3年生130人が参加しました。3年生の皆さんは4月から同校の「総合的な学習」の中で、冊子『私たちが目指す世界「子どものための持続可能な開発目標」』(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)を使って事前準備を行い、今回のワークショップで福山市が優先すべきSDGsを検討しました。
 ワークショップは本学都市経営学部上別府隆男教授による『明るい未来を作るために持続性を邪魔するものを今考えよう』の話から始まり、その後、本学学生が司会として参加して12グループによる討論に移りました。グルーでは各メンバーがそれぞれ一番重要と思う地域課題とSDGの番号を説明し、グループごとに福山市が一番優先すべきSDGを決めて発表しました。その結果、目標6(安全な水と衛生)と14(海の保全)が最も多く、環境に大きな関心を持っていることが分かりました。
 大学に初めて足を踏み入れた生徒も多く、大学生との協働作業が楽しかったようです。今後は、福山市の学校は市街地、山間部、沿岸部などと多様な環境にあることから、様々な校区にある学校と本学が協働して定期的にこのようなワークショップが開催される予定です。

(参考) 本学は、2015年より、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)加盟全国20大学の1つとして、福山市立の小学校・中学校・高等学校全113校のユネスコスクール加盟や活動を支援してきています。ユネスコスクールとは、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践し、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指すことを目的としており、現在はESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)やSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が中心の概念となっています。世界に現在約10,000校、日本に約1,000校あります。本ワークショップは、ユネスコスクール加盟の申請を予定している東中学校と本学が協働し、未来を担う中学生がSDGsの17目標を福山市の目線で見た場合に、どの目標を市として優先すべきかを考える機会としたものです(ASPUnivNet本学窓口 都市経営学部 上別府隆男)。

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