Campus Report
2018年8月28日
都市経営学部3年生対象の選択科目「産業創生実践演習」では,今年度も,企業における「稼ぐ力」を分析する力と,地域企業に対する知見を習得することを目指しています。
そのために,教員と監査法人(コンサルタント担当)によるジョイント講座とし,講義,グループワーク,外部ゲスト(地域企業)へのインタビュー,プレゼンテーションと,変化に富んだ授業形式をとっています。
今年度の授業で企業分析の対象にさせていただいたのは,福山に本社を置く早川ゴム株式会社さんです。早川ゴムさんは来年,創業100周年を迎えられます。学生たちは4つのグループに分かれ,実際に企業を訪問し,社員の方に直接インタビューを行い,それをもとに分析を進め,発表に向けて準備をしてきました。
プレゼンテーションは,早川ゴムさんの社員の方々と担当教員の計7名によって,論理的な説明が出来ているか,独自の観点からの分析が出来ているかなど10項目の内容で審査されました。
学生たちは,
・働きたいと思える地域企業
・お客様や従業員からの意見を大事にしている企業
・時代のニーズに合わせた商品づくり
・100年続く早川ゴムの成功要因
など,それぞれの視点から企業分析を行い,キャッチフレーズとともに発表しました。
審査員の方々からは,「製造業は設計・生産・販売・管理と総合的な業務が必要になる。文系・理系にこだわらずいろんなことを経験してほしい。」「聞くという事は確かに大切である。聞かないと分からないことが多いのでこれからも継続していきたい。」「その時々の変化に対応しないと生き残れない。挑戦し続けないといけないし,最後の最後にヒット商品につながることがある。」など学生たちの心に響く講評をいただきました。
学生たちは,充実した授業に感謝し,ここで身に着けた分析力やチーム力を今後の学修や就職活動などにつなげていきたいと締めくくりました。