福山市立大学
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キャンパスレポート

Campus Report

10月13日(日)第2回「びんご多文化連続ワークショップ」を開催しました。

2019年10月23日

 「やさしい日本語ってなんだろう?~自分のことばを 見直してみませんか~」というテーマで,地元で多文化共生のまちづくりに向けた活動に長年取り組んでいる宮野宏子さん(びんご日本語多言語サポートセンター 代表)と客本牧子さん(福山市中国帰国者をささえる会 代表)を講師に迎え,「日本語」「やさしい日本語」とは?をじっくり考え,実践する内容となりました。 他の市町からの参加も含め,参加者は67名でした。
 前半の講義では,外国人の受入れに関わっての法律・制度の変遷を踏まえ,福山市がおかれている状況を数字とグラフから参加者と一緒に確認しました。「見える化」したデータとグラフは,福山市の将来像を容易に想像させてくれました。続いて「日本語の特性」から,なぜ「伝わりにくい日本語」になるのかを,具体的な事例をあげて学んでいきました。
 後半のグループワークでは,小学校・市役所各課・金融機関・スーパー・市の施設・町内会からの「おたより」などの書類を使って,「自分ならどうするか」「自分ならどう伝えるか」を実践しました。 前半の講義を踏まえ,「やさしい日本語」に加え,スマホアプリや絵,ジェスチャーなど,目の前にあるものすべてを活用して相手に伝えていきます。
 サポーターとして参加してくださった外国人市民に被験者になっていただき,参加者は「どうしたら伝わるんだ〜」と悩みながらも,果敢に挑戦しました。笑顔を忘れず,各グループで盛り上がり,新しい出会いが生まれていました。
 多国籍で,さまざまな背景の方が参加してくださり,「多文化共生のまちづくり」のための大きな1歩を感じる講座となりました。

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