For Examinee
EVENT 2011年11月14日
福山市立大学は,本年4月の開学を記念し,フィンランドの元教育大臣であるオッリペッカ・ヘイノネン氏を招聘し,11月5日(土)に広島県民文化センターふくやまで特別講演会を開催しました。
かつて,フィンランドの教育大臣として教師教育を学部レベルから大学の修士レベルに引き上げるなど,フィンランド教育世界一の基盤を築いたヘイノネン氏には,「知識を注ぎ込むのではなく,自らが学ぼうとする子どもを側面で支える教育を目指している」「全ての子どもたちは平等だが,1人1人は違っていることを肝に命じておく必要がある」など,フィンランドにおける教育方針について語っていただきました。
また,後半では,会場からの質問のいくつかを取り上げ,放送大学副学長二宮皓氏との対談形式で回答していただきました。
教育者の立場,保護者の立場,教員養成校としての立場など様々な立場で「教育」について改めて考える機会になったのではないかと思います。
当日は,小雨の降るあいにくの天気でしたが,一般市民の方をはじめ,教育学部の学生や県外からの教育関係者など多くの方々にご来場いただき,ありがとうございました。なお,質問票回収時には,たくさんのご質問をいただきましたが,時間の都合で全てのご質問を取り上げることができず,申し訳ありませんでした。
福山市立大学特別講演会
福山フィンランド協会創立20周年記念事業・福山商工会議所産学連携事業
【日時】 | 2011年(平成23年)11月5日(土) 14時00分~16時00分 | |
【場所】 | 広島県民文化センターふくやま 大ホール (〒720-8519 広島県福山市東桜町1-21) |
|
【テーマ】 | 知識基盤社会に向かって -フィンランド教育改革から学ぶ Toward A New Knowledge Society - Learn Why Finland Education is Ranked Higher |
|
【講師】 | 講師 オッリペッカ・ヘイノネン (元 フィンランド教育大臣,運輸通信大臣) | |
ゲスト講師 二宮 晧 (放送大学副学長) |
||
【参加費】 | 無料 | |
【定員】 | 200名 (先着順) |
|
【主催】 | 福山市立大学 | |
【共催】 | 福山フィンランド協会,福山商工会議所 | |
【後援】 | フィンランド大使館,広島県教育委員会,福山市教育委員会 朝日新聞福山支局,毎日新聞福山支局,中国新聞備後本社,大陽新聞社,山陽新聞社 中国放送,広島テレビ,NHK広島放送局,広島ホームテレビ,テレビ新広島 |
〔講師略歴〕 オッリペッカ・ヘイノネン(Olli-Pekka Heinonen) |
|
1964年生まれ。ヘルシンキ大学法学修士号取得。 中学校教師を経て,1991~1994年までフィンランド教育大臣特別顧問を務める。 1994年~1999年まで教育大臣を務め,フィンランドの教育改革を主導した。 その後,1999~2002年運輸大臣を歴任し,現在フィンランド国営放送の取締役。 この他,内閣委員会,経済審議会などの政治・経済の委員会や理事会に所属する。 また,子どもの教育,スポーツ,社会活動,音楽,福祉などの多くの委員会や理事会の委員を務め,多方面で活躍している。 |
特別講演会に先立つ市長表敬訪問の様子。 | |||
稲垣学長によるあいさつ。 | 放送大学副学長の二宮皓氏による解説。 | ||
「知識基盤社会に向かって」と題したヘイノネン氏による講演。 | |||
後半は二宮先生との対談。様々なご質問を会場から頂きました。 | |||
会場の様子。教育関係者や本学の学生をはじめ,約400名の方にご参加いただきました。 |
福山市立大学 教育研究交流センター
住所:〒721-0964 広島県福山市港町二丁目19番1号
電話番号:084-999-1115(直通・平日9:00-16:00)
FAX番号:084-928-1248
E-Mail:koryu@fcu.ac.jp