「2015福山夏まつり」に参加しました！

INFO　2015年8月18日

【イベント参加情報】

　福山市立大学は，「2015福山夏まつり」の初日8月13日(木)に開催された『二上りおどり大会』に参加しました。

　広島県無形民俗文化財である「二上りおどり」は，江戸時代中期に始まり200年以上続く福山の伝統芸能です。気品と哀調を含んだ三味線の独特のリズムに合わせ，四ツ竹を鳴らしながら踊ります。
　本学では，共通教育科目（選択）に『健康・スポーツIIB（二上りおどり）』を開講しています。戦火を乗り越えて踊りつがれてきた二上りおどりについては、踊りの所作だけではなく福山の風土や歴史など文化的・社会的側面についても学びます。履修している学生たちは，6月から練習を重ねてきました。本学オリジナル鳴り物「カッチンくん」（ペットボトルを再利用したユニバーサルデザイン）も制作して左手にはめ、右手には四つ竹で踊ります。
　当日は雨も心配されましたが、夕方には雨も上がり，多くの観衆が見守る中，福山市立女子短期大学時代から数えて10年連続出場の表彰を受け、名前入り特別仕様の提灯を記念品として受け取りました。

　その後、男子がブルー・女子がピンクの法被に身を包んだ学生や教職員が若さあふれる元気な声と笑顔を絶やすことなく，沿道から多くのご声援をいただきながら，中央公園～久松通りを皮切りに，宮通り、きたはま通りの３演舞場を最後まで美しい隊形で踊り抜きました。稲垣学長も学生に負けないパワーでフルコースを踊りました。
　二上りおどりの伝統を守り続けている「福山市古典芸能保存会」の方々から、「福山市立大学の踊りは上手い」とお褒めの言葉をいただいた上、沿道の市民からも「みんなが揃っていてきれいよ」とか、団扇であおぎながらの声援をいただきました。若い力で伝統文化を継承していることを市民も見守り、評価してもらっていることが、学生たちにとって何よりの励ましとなりました。
　　参加者は「福山市立大学連」として力を合わせることの心地よさと、長丁場を精一杯踊り切った達成感を味わいました。学生たちは参加を支えて下さった教職員の方々、応援して下さった市民の方々、励まし合った仲間たち、みんなに感謝しながら見事「2015二上りおどり大会」を立派に踊り切りました。

参加概要

　　　　日時：2015年8月13日（木）18：30～
　　　団体名：福山市立大学
　演舞コース：宮通り，きたはま通り，中央公園～ひさまつ通り

当日の様子

＜中央公園＞戦後70年の今年、母子三人像（1945年8月8日の福山空襲で亡くなった母子がモデル）が見守る中で、二上りおどりができる平和をかみしめました。三味線の生演奏にのり、「福山市立大学連」の若さあふれ見事に揃った踊りです。稲垣学長も所作が決まっています。

＜ひさまつ通り＞観客が近いので、ちょっと緊張しています。沿道から温かい応援をたくさんいただきました。

＜宮通り＞ここから先頭を高張提灯、最後尾を大うちわで踊り手をはさんで鼓舞しました。たくさんの観客の中を笑顔で踊りました。

＜きたはま通り＞かつてはお城まで続いた運河の上を踊り歩きます。「音楽がない！」というハプニングもなんのその、学生は元気いっぱい！みんなで声を掛け合い、アカペラだろうと正調だろうと順応し、最後まで見事に踊り切りました。

外部リンク

福山夏まつり２０１５ホームページ　（福山祭委員会）
福山観光情報～ノスタルジック&モダンな街フクヤマ～　（福山観光コンベンション協会）
教員紹介／大庭三枝　（福山市立大学）

問い合わせ先