For The Student And The School Personnel
INFO 2017年9月25日
今年も福山夏祭り2017二上りおどり大会に「福山市立大学連」が出場!
広島県無形民俗文化財である「二上りおどり」は,江戸時代中期に始まり3世紀にわたり続く福山の伝統芸能です。気品と哀調を含んだ三味線の独特のリズムに合わせ,四ツ竹を鳴らしながら踊ります。
本学では,共通教育科目(選択)に『健康・スポーツⅡB(二上りおどり)』を開講しています。戦火を乗り越えて踊りつがれてきた二上りおどりについては、踊りの所作だけではなく福山の風土や歴史など文化的・社会的側面についても学びます。本学オリジナル鳴り物「カッチンくん」(ペットボトルを再利用)も制作して左手にはめ、右手には四つ竹で踊ります。
今年も通常の3演舞場に加え、中央公園にてフィナーレを飾る総踊りにも参加する大規模なものとなりました。学生は授業履修者だけでなく、3年生(既習者)や大学院生、市役所総務課からの応援と本学教職員、短大より続く公開講座への参加市民を含め約30人が、本学連ならではの元気よく明るくまとまった踊りを披露しました。今年初めて踊った学生たちは、「伝統ある素敵な踊り、来年再来年も参加したい」「沿道で手拍子してもらったり団扇であおいでもらい、自然と笑顔になった。この貴重な経験を家族や友だちに伝えたい」「この大会に参加し市民の皆さんの温かさに触れて、福山がもっと好きになった。二上りおどり最高!」と言っています。
沿道から「学生は経験者ばかりを揃えたの?」と尋ねられました。集中講義で江戸時代の地勢やおどりの歴史をも学び、学習の成果を体全体で表現する学生たちの踊りは、目の肥えた市民からも評価される質の高いものでした。
大会中、学生たちが踊りに集中できる環境を事務局・応援職員の方々が支えてくださいました。福山の夏の風物詩「二上りおどり大会」における本学連の存在感は年々高まっており、市民の期待と応援は年ごとに大きくなっていることを実感します。どこの演舞場においても、沿道から寄せられたたくさんの応援・激励に心からお礼申し上げます。
<みや通り>大勢の人であふれかえるみや通りは観客から近く、扇いでいただいたり、励ましていただいたり、沿道からたくさんの温かい応援をいただきました。踊りながらも列が見事に揃い、連としての美しさがあります。 | ||
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<きたはま通り>かつてはお城まで続いた運河(現在は道路)の上を踊り歩きます。みんなで声を出し心を一つにして、さあ踊り開始です。 |
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<中央公園~ひさまつ通り>戦後72年が過ぎ、母子三人像(1945年8月8日の福山空襲で亡くなった母子がモデル)が見守る中、皆で二上りおどりができる平和をかみしめました。ステージから響く三味線・尺八の生演奏にのり踊る学生たちに、本部席の副市長さんたちも立ち上がって応援してくださいました。 |
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<正調二上りおどり 総踊り>福山市古典芸能保存会星野由幸会長の指導の下、正調二上りおどり(江戸時代からのリズム、大会で踊られるよりもゆっくりとしたテンポ)の大きな輪が広がりました。市長・副市長・市民・学生、皆が一緒に踊り、楽しみました。 |
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福山市立大学事務局学務課
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