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EVENT 2011年8月31日
先週に引き続き,8月30日(火)に 『子育て応援セミナー ~ 子どもも自分もみんな大切 ~ 』(イコールふくやま・福山市立大学・福山市立女子短期大学 協力事業)を,福山市立大学で開催しました。
第2回目となる今回は,大庭 三枝 准教授 (表現教育)による「子どもの安全への配慮と応急処置」がテーマでした。
まず始めに,子どもを取り巻く危険な事故や犯罪,環境について,具体的な事例を紹介しながら,子どもの安全への配慮の視点を話されました。
事故については,子どもが死角に入ったときの駐車場での事故を例に,子どもの所在を必ず確認すること,子どもと手をつなぐことの大切さを,説明されました。
犯罪については,子どもに教えておく必要のある「いかのおすし」(いか…ついて行かない,の…車に乗らない,お…おお声を出す,す…すぐ逃げる,し…大人に知らせる)を,紹介されました。
環境については,子どもの服装や持ち物,子どもが生活している環境を,子どもの目線で見て危険がないか確認することの重要性を話されました。
次に,応急処置の仕方について,「RICE」(Rest…安静,Ice…冷却,Compression…圧迫,Elevation…挙上)と覚えて,応急処置を施すことや,大判のバンダナを使った簡単にできる帽子の作り方,バンダナに高温アイロンをかけ滅菌するとガーゼがわりになることなどが紹介され,最後に,実際に乳児・幼児・成人の模型の人形を使って,人工呼吸の仕方やAEDの使い方を学びました。
参加者からは,「普段の生活の中で見落としがちな子どもを取り巻く危険を改めて認識することができた。」「子どもがけがをしたときは,今日学んだことを思い出して落ち着いて対応しようと思う。」「AEDの使い方を実際に見ることができて良かった。」「大判のバンダナを常にかばんに入れておこうと思う。」などの感想をいただきました。
なお,今回はお母さんが勉強している間,子どもたちは,別の部屋で,保育士さんに遊んでもらっていました。お母さんと離れて不安で一杯だったと思いますが,頑張って待ってくれました。
セミナーの様子。 今日はお母さんたちだけでの受講です。 |
こどもたちは別室でお留守番。 頑張って待てましたね。 |
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大庭先生からはバンダナを使った帽子の作り方を教えてもらいました。 | ||
説明を受け,応急処置や人工呼吸の練習。慣れないながら,皆さん真剣です。 |
第1回「遊びを通した子どもの育ち」 | 田中浩司(講師) | 8/23(火) 10:20-11:30 | (済) |
第2回「子どもの安全への配慮と応急手当」 | 大庭三枝(准教授) | 8/30(火) 10:20-11:30 | (済) |
第3回「親子で楽しむリズム遊び」 | 村山ひろみ(教授) | 9/6(火) 10:20-11:30 | |
第4回「子どものこころ、親のこころ」 | 田丸尚美(准教授) | 9/13(火) 10:20-11:30 | |
第5回「子どもの発達と子育ての悩み」 | 高橋実(教授) | 9/20(火) 10:20-11:30 | |
第6回「遊びの中の子どもの姿から見えてくるもの」 | 高月教惠(教授) | 9/27(火) 10:20-11:30 |
※セミナーの申し込みは終了しました。
問い合わせはイコールふくやま(TEL:084-991-5011 FAX0:084-991-5013)へ。
福山市立大学 事務局学務課
電話番号: 084-999-1113 (直通)
FAX番号: 084-928-1248
E-Mail: gakumu@fcu.ac.jp