教育学部

教員紹介/高澤 健司

高澤 健司 (たかさわ けんじ)

高澤 健司
  • 【職位】
    教育学部 児童教育学科 准教授
  • 【学位】
    修士(教育学)
  • 【専門】
    青年心理学
  • (研究テーマ)
    青年期における移行の視点から,学生の自分から社会人の自分への発達や,「働くこと」の意味づけについての研究をしています。
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Message

 青年期は人生の中で様々な問題を抱えるとともに,進学やアルバイト,就職,家族関係,友人関係などを通じて社会環境とおおいにかかわる時期です。そして,自らの経験を通して「自分」を見つめ直す機会も多くなります。青年心理学では自分たちの経験を大事にしながら,その経験を客観的にとらえることが大切です。地に足をつけて一緒に学び考えていきましょう。

担当授業科目

青年心理学

 生涯発達の視点から青年期を概観し,現代の社会環境の中で生きる青年を客観的視点で検討することをテーマとする。
生涯における青年期の位置づけと意味を理解し,現代の環境が青年の発達に及ぼす影響を客観的にとらえるとともに,自身の自己形成への具体的な道筋を検討できるようになることを目的とする。
学生自身の経験や近年において注目されている事例といった具体例を用いながら理解を深める。

青年心理学特論

 青年期の発達におけるキャリアの位置づけを概観し,現代における青年期のキャリア発達の問題点について探る。具体的にはフリーターやニートはなぜ問題なのか,学校におけるキャリア教育の問題点,若年層における離職や転職の現状とその意味などについてとりあげる。授業の進行は講義中心であるが,学生自身に自らの経験を振り返ったり,資料検討から問題点を見出させる課題やディスカッションを行うことでより深い理解を促す。

キャリアデザインA

 本科目は学生が自らの将来を展望し,社会の一員として生活する基礎を養うことを目標とする。その将来を展望するために,まずこれまでの学びや生活について振り返ることを基礎とする。次に,地域で働く人たちの声を聴くことで,社会の現実を知るとともにこれからの自分に何が必要であるかを考えさせる。そして,これらの振り返りやディスカッションなどを通して今後の将来展望につなげるとともに,大学や社会における学びに何が必要であるかを見極め,大人として生きる力を養成する。

生徒指導論(進路指導を含む。)

 生徒指導は学習指導とともに学校教育の重要な機能である。また,進路指導やキャリア教育も本来の目的に沿った指導が望まれている。価値観や児童生徒の多様化により,生徒指導や進路指導は複雑化,かつ困難度を増してきている。ここでは生徒指導,進路指導及びキャリア教育の理論を理解するとともに,教育現場の具体的事例を学びながら基礎をみにつけ,実践できる資質や能力を培う。

心理学実験演習

 心理学の実証的アプローチ(実験法,観察法,内観法,検査法,統計)の基本を学ぶ。受講生は自ら実験者および実験参加者(被験者)となって実習を行い,目的,手続き,資料の収集と分析,結果の整理と考察から構成される心理学研究の基本的な流れを体得すると同時に,それらを文章化してレポートにまとめる。特に,レポート作成についてはデータ分析と添削の指導を受けて執筆要領についての理解を深める。

教育統計

 教育現場や心理学研究において用いる統計についての基礎的な知識や方法を身につけるとともに,統計を通して現代における教育上の問題に対する科学的・客観的視点を養うことをテーマとする。平均値や相関といった教育現場や心理学研究で必要とされる統計に関する基礎的知識を身につけるとともに,t検定や分散分析などの適切な統計手段の選択や,実際において統計ソフトなどを用いた統計分析の方法を身につけることを到達目標とする。

略歴

平成17年3月 中央大学大学院文学研究科 教育学専攻
博士後期課程 単位取得退学
平成17年4月 中央大学 文学部 兼任講師
(基礎実験(1))
平成17年4月 法政大学 社会学部 兼任講師
(心理学)
平成17年4月 大月市立大月短期大学 非常勤講師
(生涯発達論,カウンセリング論)
平成18年4月 東京家政学院大学 家政学部 非常勤講師
(教育心理学,教育相談論)
平成18年8月 武蔵野大学 通信教育部 非常勤講師
(心理学実験実習(初級),心理測定法)
平成18年9月 明治学院大学 心理学部 非常勤講師
(生涯発達心理学2(思春期・青年期))
平成19年9月 東邦大学 理学部 非常勤講師
(心理測定)
平成19年10月 宇都宮大学 教育学部 非常勤講師
(教育心理学)
平成19年10月 首都大学東京 教職課程 非常勤講師
(青年心理学)
平成20年4月 神奈川大学 教職課程 非常勤講師
(教育心理学)
平成20年10月 法政大学 キャリアデザイン学部 兼任講師
(教育心理学)
平成21年6月 中央大学 文学部 兼任講師
(心理学特別演習)
平成22年4月 福山市立女子短期大学 非常勤講師
(統計の基礎)
平成23年4月 福山市立大学教育学部 講師
平成27年4月 福山市立大学教育学部 准教授

主な著書・論文等

【著書】

  • 『迷走する若者のアイデンティティ -フリーター,パラサイト・シングル,ニート,ひきこもり-』
    (ゆまに書房,2005年,共著)
  • 『詳解 大学生のキャリアガイダンス論』
    (金子書房,2012年,共著)
  • 『心の科学 理論から現実社会へ 第2版』
    (ナカニシヤ出版,2017年,共著)

【論文】

  • 「大卒者における職業展望の検討 -職業展望浮沈曲線の分析から-」
    (『中央大学大学院研究年報』第31号,文学研究科篇,2004年)
  • 「青年期における成人イメージ発達の検討 -3領域と認識・属性の視点から-」
    (『中央大学大学院研究年報』第34号,文学研究科篇,2005年)
  • 「『働くこと』と発達に関する新たな視点の検討」
    (『中央大学教育学論集』第48集,2006年)
  • 「児童期から青年期前期におけるキャリア教育の検討」
    (『大月短大論集』41号,2010年)
  • 「青年期における成人イメージと信頼対象および希望職種の有無との関連」
    (『福山市立女子短期大学研究教育公開センター年報』7号,2010年)
  • 「新設四年制大学における学生生活の充実感とキャリア発達およびメンタルヘルスとの関連(5)」
    (『福山市立大学教育学部研究紀要』第5巻,2017年)
  • 「若手保育者の成長過程に関する基礎的研究」
    (『福山市立大学教育学部研究紀要』第6巻,2018年,共著)