教育学部

教員紹介/山西 正記

山西 正記 (やまにし まさき)

山西 正記
  • 【職位】
    教授
  • 【学位】
    博士(教育学)
  • 【専門】
    体育教育
  • (研究テーマ)
    リズミカルな周期運動にみる時間的・力動的分節構造の解明と「身体知」の伝播・獲得に関わる現象学的アプローチ
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Message

 偶然に出会った「おもしろいこと」や「たのしいこと」を夢中で調べていると、さらに「しりたいこと」や「ふしぎなこと」に遭遇する。このような知の伝播現象を経験した人は、すでに学問の本質に触れた人です。「私は文系だから」とか「私は運動ができないから」と自らを縛ることなく、あなたの感性がおもむくまま、自分らしいスタンスで学問と向き合うことができれば素敵です。

担当授業科目

初等体育

 子どもは,身体活動を伴う「遊び」を通じて,高度な身体運動能力を発展させる。教師が,子どもの運動発達段階について理解することは,子どもの運動に対する興味や関心を喚起し,運動意欲の継続へとつながることを理解する。また教師が子どもの運動様相を理解した上で,子どもたちの身体活動を促進できる場を設定(アレンジ)できる知恵や工夫が必要であることを理解する。

体育科指導法

 小学校の6年間は、子どもにおける身体運動能力の発達水準に大きな個人差が生じる時期である。まず、この期間における教師の運動に対する関与の仕方が、その後の子どもたちの運動への参画に大きな影響を与えることを自覚してほしい。各種の運動内容の教材特性の関係性を充分に理解した上で、画一的な指導法に執着するより、子どもたち一人ひとりの身体的発達特性や技能の習熟レベルに応じて、学習の指導法が多様化することを理解してほしい。同じ運動技能を指導する場合でも、個に応じてあらゆる角度から指導アプローチがあることを理解する。

体育教育特論

 本講は,体育授業で扱われる運動について,専門的に学ぶことを目的とした授業である。前半は,運動学の基本・基礎となる運動を観察・評価・分類・分析する観点について講義する。他方,後半は運動に関する知識を獲得させる学習理論に焦点を置き,前半で学修した観点を軸に,①学習理論に立脚した積極的な介入指導の可能性と限界(収束モデル)や②子どもの自発的・能動的な運動参与がもたらすナチュラルな運動発達の可能性(拡散モデル)をテーマに,学生と議論しながら講義を展開する。

略歴

平成4年3月 順天堂大学体育学部体育学科卒業
平成6年3月 鳴門教育大学大学院学校教育研究科教科・領域教育専攻修士課程修了
平成12年3月 広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程修了
平成13年4月 広島大学大学院教育学研究科 助手
平成15年4月 福山平成大学 講師/准教授/教授
平成28年4月 広島文化学園大学 教授
平成31年4月 福山市立大学教育学部 教授(現在に至る)

主な著書・論文等

【論文】

  • 「動作の習熟レベルが練習のvariability効果に与える影響」
    (『中国四国教育学会編教育学研究紀要』第2部第39号,1993年,共著)
  • 「小学生と大学生の運動パフォーマンスに与える多様性効果」
    (『発育発達研究』第22号,1994年,共著)
  • 「学童期における運動スキルの発達からみた体育プログラムの効果:立ち幅跳びの動作分析」
    (『発育発達研究』第24号,1996年,共著)
  • 「片手のリズミカルな動作における動作周波数と振幅の制御特性」
    (『人間工学』第35巻第6号,1999年,共著)
  • 「対面条件における個人間協応動作の意図的な位相転換」
    (『広島大学教育学部紀要』第2部第48号,2000年,単著)
  • 「対面状況の主従的な個人間協応パラダイムにおける協応特性とその学習過程」
    (『スポーツ心理学研究』第27巻第2号,2000年,共著)
  • 「運動構造からみたスポーツ教育」
    (『鳴門教育大学研究紀要』第18巻,2003年,共著)
  • 「卓球のラリー課題にみる個人間協応のダイナミクス」
    (『福祉健康科学研究』第2巻,2007年,単著)
  • 「『学び方』を重視した体育授業の検討 
     −バスケットボールのフリースロー課題における分散学習と集中学習の効果から−」
    (『中国四国教育学会編教育学研究紀要』第53巻,2008年,単著)
  • 「2名の被験者が1組となり成立する運動リズム課題の変動性」
    (『中国四国教育学会編教育学研究紀要』第57巻,2011年,単著)
  • 「運動産出と時間再生課題にみる運動リズムの履歴効果」
    (『福祉健康科学研究』第7巻,2012,単著)
  • 「身体知への実証的挑戦 −疾走運動における時間的・力動的分節構造から−」
    (『福祉健康科学研究』第8巻,2013,単著)
  • 「打つ・蹴る・投げるなどの動作様式にみる非利き腕の実践的機能」
    (『福祉健康科学研究』第9巻,2014,単著)
  • 「周期的な音響リズムに同調した人間の示指による等尺性力発揮の様相」
    (『福祉健康科学研究』第10巻,2015,単著)
  • 「リズミカルな周期信号における音刺激の長さが人間の示指による等尺性力発揮量に与える影響」
    (『福祉健康科学研究』第11巻,2016,単著)