お知らせ 2021年1月 7日

　福山市立大学では，教員の教授能力等の向上を目指してFD研修の機会を設けています。開学以来，一貫して「大学教育とは何か」を様々な視点から問い，その根本的な定義から本学の現状をふまえたうえでの教育上の課題にいたるまで，多くの議論が重ねられてきました。

　今回は「学生による授業評価の活用のあり方」をテーマに，シンポジウム・ワークショップを開催しました。シンポジウムでは，教育学部・都市経営学部双方の教員から，授業評価結果をふまえた授業改善に関する取り組み事例や，本学の授業評価制度に関する現状や課題等が報告されました。また，ワークショップでは授業評価制度に関する調査・研究の概略をふまえつつ，参加した教職員の間で今後の授業改善方法や授業評価制度のあり方等について意見が交わされました。そこでは，自身の体験や取り組みを共有するだけでなく，学生の学修に資する授業とはどういったものかという本質的な問いが発せられるなど活発な討議が展開され，FD活動の重要性を改めて認識する機会となりました。

【注】FD（ファカルティー・ディベロップメント）とは，大学教員が教授能力等の向上を目指して取り組む組織的な研修活動のことです。