お知らせ 2021年12月28日

　福山市立大学では，教員の教授能力等の向上を目指してFD研修の機会を設けています。開学以来，一貫して「大学教育とは何か」を様々な視点から問い，その根本的な定義から本学の現状をふまえたうえでの教育上の課題にいたるまで，多くの議論が重ねられてきました。

　今回はシンポジウムの開催に先立ち事前アンケートを実施し，各教員が抱いているオンライン授業に関する期待や不安をふまえたうえで，「ポスト・コロナ禍における『オンライン授業』のあり方」をテーマにしてシンポジウムが開催されました。FD委員による趣旨説明の後，両学部双方から「本学のオンライン授業の経緯と課題」および「オンライン授業での工夫：学生の学びをどのように担保し，促進させるか？」という論題で話題提供が行われました。その後のブレイクアウト・セッションではグループ・ディスカッションにより活発な意見交換が行われました。今回のシンポジウムでは，2020年4月より新型コロナウイルス感染拡大の対応に迫られ本格的に導入されたオンライン授業の今後のあり方を検討していく良い機会となりました。

【注】FD（ファカルティー・ディベロップメント）とは，大学教員が教授能力等の向上を目指して取り組む組織的な研修活動のことです。