News
お知らせ 2024年6月 6日
本学の複合施設「小松安弘記念館」の落成式が2024年6月4日、福山市東川口町の現地で行われました。食品容器製造の株式会社 エフピコ(本社:福山市)創業者で福山市名誉市民の故 小松安弘様からのご寄附を基に整備したもので、市民の皆様と大学の新たな交流拠点を目指します。
同記念館は港町キャンパスの敷地約3,500㎡に新設。教育研究棟(3階建て、2,539㎡)と福利厚生棟(2階建て、817㎡)とともに、屋根付き運動場(445㎡)を併設しています。教育研究棟は産学官交流の拠点となる教育研究交流センターや最大定員160人の講義室を配置、福利厚生棟には子育て支援のイベントに使える多目的研修室、学生交流や課外活動に利用できるスペースなどを設けています。
総事業費は約16億円。このうち10億円は、小松様から「福山市の未来を担う若者の人材育成のために使ってほしい。」と福山市にいただいたご寄附を充てています。
落成式には、小松様令夫人の啓子様をはじめご親族、エフピコ代表取締役会長の佐藤守正様、行政、議会、近隣自治会の方々ら約80人が出席。小松啓子様と枝広直幹市長、小丸成洋・福山商工会議所会頭らがテープカットして完成を祝いました。
式では在学生を代表して、学友会長の井手あづささんが「市民の皆様から愛され、誇れる教育研究・交流の拠点となるよう学生一同、まい進してまいります。」と感謝の言葉を述べました。最後に、福山市立大学を代表して佐藤利行理事長兼学長が「学生の福利厚生の向上と地域連携の拠点として十分な機能を備えた小松安弘記念館を活かし、公開講座の開催や市民の皆様に開かれた学び直し、生涯学習の場としての積極的な活用も検討してまいります。」とあいさつしました。
使用が始まる9月には、記念行事として小松安弘様のご功績を顕彰する記念講演会・シンポジウムの開催を予定しています。