都市経営学部

教員紹介/石尾 広武

石尾 広武 (いしお ひろむ)

  • 【職位】
    都市経営学部 都市経営学科 教授
  • 【学位】
    博士(理学)
  • 【専門】
    物理学,計算物理学,人間工学
  • (研究テーマ)
    カオス系の計算機シミュレーションと解析
    立体視とヒューマンコンピュータインタラクション

Message

社会で生きるには,自主性,分析力,コミュニケーション力が大切です。その為には,科学的思考に基づき自然や社会を理解し,国際感覚を身につける事が求められます。一緒に頑張っていきましょう。

担当授業科目

情報演習I

情報化社会で活躍する為に最低限身に付けておくべき情報リテラシーとして,パソコンを使用する際の基本操作やワープロ・表計算,ネットワークの活用の上で求められるマルチメディア情報通信の応用ソフトウェア(電子メールや情報検索)に関するスキルや情報倫理等を学ぶ。この科目は,必要なアプリケーションソフトを活用する為の基礎的知識の習得が主体の授業である為,更なる情報コミュニケーションスキル向上の為に情報演習IIと併せて受講する事が想定されている。

情報演習II

情報に対する合理的な判断力を身に付け,正確な情報を活用して,自らの意見を他人に分かりやすく伝える為の情報コミュニケーションスキルの向上を図る。その為に,インターネットで公開されている多様なデータなどから必要な情報を探し出し,得られた情報の真偽を正しく判断し,吟味した内容に自らの意見を加えて,プレゼンテーションソフト(PowerPoint)やWeb(HTML)による情報発信を行う。この演習を通して,各自が逐次作成した情報の管理や他人の権利を侵害しない重要性についても習得する。

情報応用演習I

コンピュータの情報処理の為のプログラミング(BASIC, FORTRAN, 又はC)の基本的スキルを学ぶ。多様化した複雑な情報化社会の中で直面する様々な問題を柔軟に解決する為には,少なくとも簡単な数値計算やデータ処理を自ら行うことが出来る能力を身に付ける必要がある。そこで,テーマ毎の説明と演習によって,プログラミングに必要なアルゴリズム,データの種類や構造,各種処理の流れ等の基礎概念を習得しながら,最後の問題演習を通して,最終的には簡単なプログラムが自由に書けるようになることを目的とする。

情報応用演習II

パソコンや各種サーバを安全かつ快適に使えるスキルを身に付ける。特に,Linux(UNIX)上で,(1)Xウィンドウシステムの操作,(2)ファイルシステムやシェルの理解,(3)データ圧縮,(4)ソフトウェアのインストールやアンインストール,(5)各種環境の設定,(6)ネットワーク通信(SSHやFTP等),(7)ウェブサイトの仕組み等,システム管理の基礎を学ぶ。その過程で,テキストエディタEmacsや綺麗なレポートを作成する為のLaTeX,作図の為のGnuplot,シェルプログラミングについても学ぶ。

数理の世界

自然や社会現象を理解する上で役に立つ数理の世界を探索し,数理的思考を用いた課題形成と解決に取り組む事が出来る力を養う。その中で,解析や代数,統計処理の基本と共に,都市のデザインやビジネスモデル,開発構想といった専門科目の学習や日常生活においても役立つ数学の基礎学習を通して,数学リテラシーを養う。公理や定理の体系を厳密に教授する事を目的とするのではなく,実例や応用例をその都度取り上げる事により,図形・デザインのみならず,環境・経済モデルの構築の基礎を成す数理の世界を分かりやすく学習する。

環境と物理

環境の様々な問題について,物理学の視点から解説する。環境汚染など科学の進歩が引き起こした負の側面を情緒的に論じるのではなく,物質やエネルギーを消費しながら人間が種々の活動を行うことで,環境はどの様な影響を受けるのかを客観的に学ぶ。地球システムの中での物質やエネルギー循環の視点から人間活動を位置付けることで,環境問題の解決の糸口を見出す。そして,今後の都市や地域開発において,人間活動と自然環境の共存に役立て,更には,地球環境と生態系の維持につなげるための学習を行う。

略歴

平成2年3月 京都大学 工学部 卒業
平成4年3月 京都大学 大学院理学研究科 物理学第一専攻
修士課程 修了
平成6年9月 京都大学 大学院理学研究科 物理学第一専攻
博士後期課程 中途退学
平成7年3月 学位取得:博士(理学)(京都大学)
平成6年10月 大阪教育大学 教育学部 助手
平成8年4月 大阪教育大学 教育学部 常勤講師
平成13年7月 ブリストル大学(英国) リサーチ・アソシエート
平成16年10月 名古屋大学 大学院工学研究科 博士研究員
平成21年6月 立命館大学 総合理工学研究機構 研究員
平成22年4月 名古屋大学 大学院情報科学研究科 研究員

【その他研究歴】

  • テネシー大学(米国) リサーチ・アシスタント
  • オークリッジ国立研究所(米国) 客員研究員
  • 京都大学基礎物理学研究所 アトム型研究員
  • ハーバード大学(米国) 博士特別研究員
  • ウィーン工科大学(墺国) 客員研究員
  • スウェーデン産業技術開発省 招聘研究者
  • リンショーピン大学(瑞国) 学長招聘研究者
  • マドリード自治大学(西国) 客員教授

主な著書・論文等

【論文等】

  • "A Study on Within-Subject Factors for Visually Induced Motion Sickness by Using 8K Display: Through Measurement of Body Sway Induced by Vection While Viewing Images"
    (Ishio et al., Lecture Notes in Computer Science, Vol. 9176, Springer, 2015, pp. 196-204)
  • "Simultaneous Measurement of Lens Accommodation and Convergence in Natural and Artificial 3D Vision"
    (Shiomi et al., J. Soc. Inf. Display, Vol. 21, No. 3, 2013, pp. 120-128)
  • "Visibility Experiment and Evaluation of 3D Character Representation on Mobile Displays"
    (Ishio et al., Communications in Computer and Information Science, Vol. 174, Part II, Springer, 2011, pp. 46-51)
  • "Nodal Structures of Wave Functions in Chaotic Billiards"
    (Frontiers of Computational Science, Springer, 2007, pp. 273-276)
  • "Nodal Densities of Gaussian Random Waves Satisfying Mixed Boundary Conditions"
    (Berry and Ishio, J. Phys. A, Vol. 35, No. 29, 2002, pp. 5961-5972)
  • 「効果的な災害情報伝達方法の検討」
    (石尾他, 福山市立大学都市経営学部紀要 『都市経営』 第8号, 2015年, pp. 97-104)
  • 「都市の防災能力を評価する―瀬戸内都市を事例とした都市間比較の試み―」
    (石尾他, 福山市立大学都市経営学部紀要 『都市経営』 第7号, 2015年, pp. 1-11)
  • 「3D映像視聴時における水晶体調節-輻輳の同時計測と映像の鮮明度の半定量測定」
    (石尾他, 2012年電子情報通信学会総合大会論文集, 2012, pp. S-75)
  • 「複雑な現象を読み解く計算物理学」
    (『福山市立大学開学記念論集』, 児島書店, 2011年, pp. 387-397)
  • 「擬人化と体験学習」
    (坂東他, 『京都大学高等教育研究』 第16号, 2010年, pp. 49-60)
  • 「開放系ビリヤードにおける量子伝導」
    (別冊・数理科学 『量子カオスの物理と数理』, サイエンス社, 2000年, pp. 209-214)