2022年3月 3日

　日頃から学生に対し，インタビューを行っている大久保先生。この記事では，大久保先生が出会った，本学の学生が行っている魅力的な活動を紹介していきます。

　第１回目のお客様は都市経営学部4年の小池萌々子さんです。

　小池さんは，3年生の時（2020年（令和2年））に吉備信用金庫主催の「総社活性化コンテスト※」に応募し，優秀賞を受賞しました。
　コロナ感染拡大により大学の授業は自宅でのオンライン受講，代表をつとめる「学生バラのまち推進委員会」の活動も停止状態だった時にコンテストのことを知り，応募に向けての取り組みを始めました。
　小池さんは，総社市が吉備路のサイクリングなどで適度な運動が楽しめ，パン製造・ちいさなパン屋さんが有名である点に着目し，コロナ禍で減ってしまった外出機会を創出するための戦略を立てました。そうして生まれたのが，外出促進と健康維持増進を目的とした「一度に複数のパン屋の商品を購入できる移動販売車」です。コンテストにおいて，この提案は地域の課題や特徴を複合的にとらえ，強みを活かした発想という点で評価されました。
　小池さんのコンテストでの経験は，自身の卒業研究論文にも活かされました。

※総社活性化コンテスト：吉備信用金庫の70周年記念事業として開催。「総社に住み続けたくなるアイデア」をテーマに，総社市にゆかりがある個人・グループを対象に募集が行われた（応募期間2020年（令和2年）4月1日～9月30日）。同年12月17日に行われた最終審査では，小池さんを含めた3名がおよそ10分間のプレゼンテーションを行った。