福山市立大学
本文へ移動

地域連携・国際交流・研究

Regional Cooperation / International Exchange / Research

地域連携ニュース

【大久保先生の学生探訪】卒業生編:藤本かなさん(福山市内で保育士として活躍)

2022年7月27日

honbun1.jpg

【大久保先生の学生探訪】卒業生編:藤本かなさん(福山市内で保育士として活躍)

―"子どもの目線に立つ"を頼りに保育実践を磨く―

 大久保先生が本学の学生が行っている魅力的な活動を紹介する「大久保先生の学生探訪」。今回は番外編その2として,地元で活躍している卒業生に取材を行いました。今回のお客様は教育学部保育コースを2021年(令和3年)3月に卒業し,福山市の公立保育所で保育士として従事している 藤本かな さんです。

大久保 保育士の1年目はどうでした?

藤本  2歳児クラスをベテランの先生方2人と一緒に担任しました。全体的に発達が緩やかだったので,自立に向けた支援で手一杯の日々でした。
    私の思っていた2歳児のイメージとはかなり違っていたので,気持ちの余裕もなくしんどかったです。正直,「(仕事に)行きたくない」と母親に話していました。

大久保 仕事をやめようと思いました?

藤本  いや,思いませんでした。"子どもが好き"という気持ちは変わらなかったから。今から思えば,もう少し工夫してできることがあったと感じます。

大久保 2年目の今年はどうですか。

藤本  今年は1歳児クラスの担任を2人でしています。私の方が子どもと関わる時間が増え,保護者と話をする機会も多くなっています。責任は大きくなりましたが,子どもはすごくかわいくて充実感があります。

大久保 どんなことに気を付けて保育を行っていますか?具体を挙げて教えてください。

藤本  「子どもの目線に立つこと」を常に心がけています。足で踏んで遊ぶセンサリーバックをつくったら,子どもたちが大喜びで遊んでくれ,「やった」と思いました。
    その頃はちょうど泥あそびや小麦粉粘土など様々な感触あそびを楽しんでいたので,部屋の中でもできればいいなと思ってつくりました。子どもの目線に立って考えたことの一つです。

大久保 日々,保育のアイデアを考えているんですね。大学で学んだことは,このような実践に役立っていますか?

藤本  子どもと関わること自体は,大学の知識がなくてもできるかも・・。でも,質の高い保育を提供するには,子どもの発達に関する知識は絶対に必要です。
    子どもの目線に立って考えていると大学で学んだ知識と結びつくことがけっこうあります。

藤本さんの「子どもが大好き」という理屈じゃない感性と,大学で学んだ理論(子どもの発達)がしっかり融合し,日々の保育実践の改善・充実につながっていると確信しました。

大久保 最後に,保育士を目指している高校生に一言,コメントをください。

藤本  保育士は子どもの成長に関与できる魅力ある仕事です。"子どもが好き"を大切にしてくださいね。一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

honbun2.jpg

honbun3.jpg
手作りのセンサリーバッグ

honbun4.jpg
在学時お世話になった教育支援センター職員の方との一枚

このページのトップへ