2023年11月 9日

　11月3日（金・祝），福山市中央公園にて開催された「ふくやま子どもフェスティバル２０２３」に教育学部保育コース1年生が参加しました（「運動・身体表現活動Ⅱ（応用）」の学外授業）。

　被爆アオギリ2世や慰霊碑・母子三人像が見守る「平和のひろば」にて，前半・後半に分かれ，力を合わせて既習の教材を実践しました。内容としては，ペットボトルの底を活用した「カッチンくん」工作テントの運営とともに，平和紙芝居（被爆アオギリ物語，母と子の八月八日）と歌，平和の手遊び，二上りリズム（福山の伝統芸能「二上りおどり」の7拍のリズムを活かし「四つ竹」をヒントに開発された「カッチンくん」を用いた体遊び）を子どもたちと一緒に楽しむ活動を展開しました。

　好天にも恵まれ，ベビーカーの乳児さんからお孫さんへのお土産にしたいという方まで，子どもたちを中心に幅広い年齢の方がカッチンくん工作テントに訪れ，学生の援助を受けながらカッチンくん作りを楽しんでいました。

　紙芝居は2本とも，多くの子どもたちが近くで聞いてくれた他，平和の手遊びや「母と子の八月八日」の歌にも参加してくれました。そして，「二上りリズム」では自分で作ったカッチンくんを持って元気いっぱい表現する姿が見られました。参加者の笑顔に支えられ，学習の成果を存分に発揮する学生たちの姿と響き合って，とても素敵な時間を過ごすことができました。

　本学の前身である福山市立女子短期大学保育科の卒業生や本学保育コースの卒業生がお子さん連れで何人も訪れ，「懐かしい！」「私も作ったわ！」と継承されている貴重な教材を喜んでくださり，後輩たちに応援のお言葉をいただきました。

　学生たちにとっては，先輩方とのうれしい出会いもあり，子どもだけではなく保護者の方々へのかかわり方や運営に伴う準備や連携・協力についても学ぶ実り多い活動となりました。

　短大時代より知られているカッチンくん工作に必要な洗浄ペットボトルを市内各所から集めて持ってきていただくなど，福山市市民局まちづくり推進部他関係各所の温かい援助とご配慮のおかげで，学外実践を無事終えることができたことを感謝申し上げます。