Regional Cooperation / International Exchange / Research
地域連携ニュース
2025年2月 5日
ワーキング卒業、おめでとう!
昨年12月21日(土)、福山市立大学オープンキャンパスワーキンググループ(学生有志の集まり、以下OCWGと記載)が、クリスマス企画「Campus Visit Day」を開学以来初めて実施しました。
「Campus Visit Day」は、高校生と学生の交流を中心とした参加型イベントで、クイズ大会やキャンパスツアーなどを盛り込みながら学生が知る福市大の魅力・価値を伝えていくという企画で、クリスマスの装飾で彩られた会場(小松安弘記念館)に52人の高校生・保護者を招き実施されました
(関連記事はこちら。https://www.fcu.ac.jp/news/2024/12/campus_visit_day.html)。
今回はこのイベントを中心的に企画しマネジメントした、都市経営学部4年の眞谷愛菜さんと藤原龍彦さんの探訪です。卒業を前に、2人がOCWGに関わり成し得たものをしっかり形式知にしておきたいと思います。
大久保
昨年12月21日のクリスマス企画「Campus Visit Day」、多くの高校生の参加を得て盛況でしたね。実施しての感想を聞かせてください。
眞谷
ほんと、楽しかったです。高校生の参加者も多かったけど在学生が28人も関わってくれたことは嬉しかったです。7月開催のオープンキャンパスを運営したOCWGは100人ほどいて、それぞれが組織の中の一人として動いていくのに比べ、今回のイベントは小規模なのですべてのことにみんなが関わることができ当事者意識はずい分高まったように思います。
大久保
小規模とはいえ、短期間でみんなをまとめるのは大変だったのでは?
眞谷
そうですね。隣の藤原君の存在がとても大きいです。彼は気遣いができる人、私には見えないところを見ていて、いいタイミングでみんなに声をかけているんです。
大久保
そうなの、藤原さん。例えば、どんな時にどんな声をかけた?
藤原
イベント当日の朝、準備のときかな?
眞谷
そう、みんなで円陣を組んだんです。その時に「みんな自分の時間を犠牲にしてここにきているよね。高校生も同じ思いなんだから、今日は高校生をしっかり巻き込んで楽しもう」というようなことを言ったと思うよ。
大久保
2人がいい役割分担をしていたんだ。眞谷さんが映画監督だとしたら、藤原さんは大部屋俳優の長(おさ)という感じかな。
眞谷
そうだと思います。私は2年生のときにOCWGの代表をしました。前年まではコロナの影響でオンラインの実施。対面が再開してはじめておこなうオープンキャンパスだったので引き継ぎ資料も少なく、メンバーも30人しか集まっていませんでした。そんな時に藤原君がいてくれて、めんどうなことをほとんど調整してくれたのでとても助けられました。
藤原
そうそう、眞谷が代表の仕事に集中できるよう少ない仲間で支えようと話していました。あの時、みんなが集まれる作業部屋があったのがよかったですよ。
大久保
やっぱり、君は大部屋の長じゃないか。
眞谷
オープンキャンパスが終わっての打ち上げの時に、藤原君が20分以上の演説をしたよね。みんな、大号泣しながら聞いたのを思い出します。あの時(2022年の7月)、一緒に苦労したメンバーたちの多くが、今回の「Campus Visit Day」にも関わってくれました。同じメンバーでまた新しいことにチャレンジできたことがとっても嬉しい。OCWGにはやはり思い入れがあります。
大久保
あのメンバーが大号泣したか。いい話や。OCWG感動ストーリーじゃな。
最後に後輩たちにメッセージをお願いします。
藤原
OCWGは、自分のやれる時に、そしてできることに参加していく自由度の高い集まりです。その中で、もっと良くしていこうと考えを出し合い協力していける魅力があります。これからOCWGを担う人には「どうせやるなら、昨年を超えるものをつくろう」という気概を持って臨んでほしいです。
眞谷
代表を経験して思うのですが、つらくなった時に頼れる仲間がいたことに気づかされました。まわりに頼っていいんだと思え、周りの仲間をリスペクトしてやっていこうと思いました。このような関係性を大事にしてほしいし、そういう仲間が集えるのがOCWGだと思っています。
大久保
いよいよ、大学もOCWGも卒業ですね。ワーキングの財産をひっさげて、これから大いに活躍してくださいよ。
OCWGのメンバーは毎年度初めに募集があり、7月のオープンキャンパスまでの組織として活動してきました。しかし、現在在学しているOCWGの経験者たちは、ワーキングとして年間を通じた活動を展開し学友会の委員会組織として位置づけたいと働きかけをし、実行していきました。今回の取材を通じて、OCWGのメンバーたちをこのように動機付けているものが何か、わかったような気がします。2人の笑顔からは、目的を成し得たという有能感と感動を共有できる関係性がしっかり伝わってきました。
それにしてもうらやましきは、大号泣できる打ち上げ!じゃな。参加したいの~。