教育学研究科長から
メッセージ

わたしたちと教育研究を
深めてみませんか

研究科長 今中 博章
研究科長 今中 博章

専門性と実践力を備えた教育者・保育者等の育成


 昨今のわが国では、少子化、核家族化の進行に、グローバル化、国際化、情報化の影響が急速に加わり、人々の価値観や生活様式の多様化が進行しています。このことは、子どもたちの育ちの環境や生活自体を大きく変えることになり、子どもたちの教育や保育、及び子育てや子育ちに関連した課題を、より複雑かつ多様にしてきています。


 このような現状を踏まえ、福山市立大学教育学部及び大学院教育学研究科では、地域社会の未来を担う子どもたちの成長・発達を支え、変化する教育環境・子育て環境に対応できる専門性と実践力を備えた教育者・保育者等の育成に取り組んできています。とりわけ、大学院教育学研究科では、乳幼児期から児童期にわたる子どもの成長と発達についての高度な専門的知識や探究力、教育・保育活動についての質の高い実践を生み出す研究力を備え、高度専門職業人として教育・保育の現場で指導的な役割を担える教育者・保育者の育成を行ってきています。


 本研究科の特色は、1つには、乳幼児期から児童期にわたる子どもの成長と発達について連続的、一体的にとらえる観点から学修を深めるというところにあり、そのための教育課程を用意しています。このような学修を深めたうえで、入学者が関心をもつ年齢段階の子どもの教育や保育等に関する学修を深めていきます。本研究科にはそれを支える教員がそろっています。もう1つには、地域社会の教育や保育等をけん引する人材の育成に力を入れているというところにあります。このことは、本学教育学研究科及び教育学部が全体として、地域に根ざした教育や保育の教育研究を志しているという姿勢とも関係があります。市立大学ということもあり、地元自治体等と連携した教育研究も行われています。

 修了生の多くが、地域社会における優秀な人材として活躍していることは、本学教育学研究科の誇りです。本学教育学研究科で、わたしたちと教育研究を深めてみませんか。

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