2日目 講義が始まりました

午前中は土砂降りの雨が降っていました。

英語はDuffとKim両先生の2クラスに分かれての授業です。
Duffは自信を持ち頭を使ってしゃべろうと皆を奮い発たせました。早速廊下に出て向かい合って3分間であいてに伝える練習をしました。次第に皆もそれに慣れてきて、お昼前にはすっかり楽しい授業になりました。

Kimのクラスでは英語で質問しながら、同じ誕生月など決められた条件の相手を探すゲームから始まりました。アシスタントとして参加したUAFの大学院生とも打ち解け、和気あいあいと英会話を楽しみました。

昼食時には雨も上がり、20分ほど歩いて午後の専門講義の建物に移動しました。

午後の講義は、 Ronald Smith教授による「Natural History of Alaska(アラスカの自然誌)」でした。
アラスカの鳥や熊を日本のそれと比較しながら、ユーモアを交えての講義でした。
アラスカのGrizzly BearはGrayという灰色熊が語源であったり、なぜカリブーの雌には年間を通じて角があるかなどいろいろ興味深い話でした。

講義の終わる頃には日射が射してきたので、大学構内の森での野外観察を行うことになりました。
南向き斜面には永久凍土が存在せずそこには白樺とアスペンが覆っていて、永久凍土が地下に存在する北向き斜面にはトウヒ属が茂っている様子を観察しました。また最終氷期には氷河がなかったフェアバンクスに発達したツンドラ構造土(ポリゴン)の凹凸が、森林の中に残されている場所に行きました。森の中では蚊の集中攻撃を受けました。最後に、長雨ですっかり水位が高くなった湖のほとりに着きました。すっかり晴れた青空のもとに綺麗な湖面を眺めることが出来ました。

2時間以上の野外巡検で夕食時間が迫り、皆急いで食堂へ走りました。
おかげでお腹がすいておいしく夕食を摂ることができました。

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このページは、2014年7月 8日 14:47に書かれたブログ記事です。

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