講義7日目 英語コミュニケーション試験とインディアン・エスキモーオリンピック見学

今日は午前中に英語の最後の授業、午後はフリータイムでした。最後の英語の授業は試験です。といってもペーパーテストではなく、町にでて英語のコミュニケーションを実践し、その証拠を先生に確認してもらう、というユニークなものでした。学生には、「アメリカ人の友人にプレゼントするための商品を店員に聞いて探す」、「日本にはないものを3点探して写真を撮る」など、必ず店員や周囲の人と話さなければ解決できない課題が与えられ、大型店が立ち並ぶエリアに解き放たれました。楽しい試験だったようです。昼食はそれぞれ好きな店でとりました。

 

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午後のフリータイムには、引率教員が主催する「森の散歩」へでかける学生もいました。アラスカ内陸部に特徴的なクロトウヒとコケの森をのんびり歩き、大学構内で最大の湖「Smith Lake」までハイキングしました。野生のブルーベリーやクランベリーなど文字通り道草しながら、北方針葉樹林の生態系に触れることができたと思います。(S)

 

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夕食の後、市内のCarson Centerで行われているWorld Eskimo-Indian Olympic Game を見に行きました。アラスカ各地からエスキモーや北方インデアンが集って踊りやゲームを披露し、伝統的な競技で競います。はじめにフェアバンクス北西150kmのミント集落からやってきたアタバスカンインデアンのグループが太鼓に合わせて踊りました。途中から聴衆にも参加を呼びかけ、FCUの学生も何名か飛び入り参加して、盆踊りのように円陣で踊りました。
次にエスキモーによるブランケットトスのコンテストがありました。ツンドラの草原に住むエスキモーが、沿岸に近づく鯨を探すために考案されました。遠くの鯨の潮吹きを見つけるため、セイウチの皮を縫い合わせ、そこに人を載せて周辺の人々が毛皮を煽って人を高くとばします。実際6m以上も飛び上がる、トランポリンの原型です。我が男子学生も煽り係として参加しました。8名の女性が順番にブランケットトスで上空高く舞い上がり、頂点でポーズを決めます。また着地も立った状態で決めなければなりません。その後大きな太鼓を打ち鳴らすエスキモーの踊りもありました。先住民の文化を垣間見ることができた、なかなか興味深いイベントでした。(F)

 

SP7180168.jpg大日方さん撮影

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このページは、2013年7月18日 15:37に書かれたブログ記事です。

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