10日目 赤祖父先生のオーロラ講義とサーモンベイク

 Duffの英語クラスは、4人ごと順番に、大学近くのSourdough Caféで朝食を摂りながら会話訓練を行っています。このCaféのコーヒーはフェアバンクス1だと言われています。午後は赤祖父先生によるオーロラと北極圏での気候変動についての講義でした。

地球磁場と太陽からのプラズマでオーロラが発生すること、高さは100km以上であり、カーテン状になったりする形状変化のメカニズムはまだ解明されていないとのこと。北極海の海氷減少もそのメカニズムも解明されておらず、南極海では逆に増加している。温暖化の傾向も2001年からは収まりつつあり、最近の日本の高温は一時的なものであろう。 IPCC温暖化の主因を二酸化炭素濃度の増加と決めつけているが、それを裏付ける根拠は十分とは言えない。地球システムは複雑でまだ十分に解明されていない。 コンピューター予測も所詮人間が不十分なデータで計算している訳であり、その通りになるという保証はない。以上がその要旨です。やはり日本語での講義であったため、多くの質問が出されました。 これが英語の講義でも同じだと良いのにと思いました。その後予定されていたカヌー漕ぎは天候が悪く中止となりました。

 

 夕方はフェアバンクス名物SalmonBakeでの夕食です。炭火で焼かれたサーモンとローストビーフ、それに鱈のフライが食べ放題でした。ローストビーフに添えるホースラデイシュ(やまわさび)がツンと辛く絶妙でした。 物館で北極圏の少数民族による踊りが披露されました。カムチャッカから参加した女性シャーマンの踊りが圧巻でした。終日小雨の降る1日でした。

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このページは、2014年7月17日 03:07に書かれたブログ記事です。

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