4日目 国際北極圏研究センターと野球観戦

 午前中、英語のDuffのクラスでは、大学の消防署や図書館を訪ねて、いろいろ情報を聞き取るという実践を行いました。昼休みにはスポーツカフェに行きWカップサッカーを観戦しながらの昼食でした。

 午後はIARC(International Arctic Research Center 国際北極圏研究センター)所長のProf.Larry HINZMANによる講義でした。HINZMAN博士は、豊富な研究事例を紹介しながら、北極圏の変動が地球の気候システムに大きな影響を与えることからその研究が重要であると述べました。


 IARCは橋本首相とクリントン大統領が取り交わしたコモンアジェンダによって1998年に日米共同で設立されました。初代所長は赤祖父俊一博士でHINZAM博士はその2代目にあたります。建物の名称はShunichi Akasofu Buildingとなっており、ロビーには日の丸と星条旗が掲げられています。全員での集合写真の後列右から2人目(福田のとなり)はUAFの伝説的雪氷研究者(Legend)のCarl Benson博士(87歳)です。60年前に雪結晶の研究で著名は中谷宇吉郎博士が米国の雪氷工学研究所で研究に従事されたときに、その助手として働いていました。詳しくはい岩波書店 中谷宇吉郎集第4巻の解説をご覧ください。

 講義の後地球物理研究所の火山観測センターを訪ねました。火山噴火で航空機が巻き込まれる事故を防ぐため、噴火予知と噴煙の動き予測を行い、航空機に早期警報を出す重要な役割です。センター長Jeffrey T. Freymueller博士に説明してもらいました。

 夕食のあと、野球場で野球を観戦しました。マイナーリーグに相当するアラスカ州内の野球リーグの試合です。地元チームのGoldpannersと、キーナイ半島のOilersとの対戦でした。はじめは点もあまり入らず揉み合いでしたが8回裏にGoldpannersが一気に5点を挙げて勝利しました。 観戦していた諸君も思わず地元ファンとハイタッチして盛り上がりました。(F)

※アラスカ大のネットワーク障害により、1日遅れの更新です。ご了承ください。

 

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このページは、2014年7月11日 14:32に書かれたブログ記事です。

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