5日目 先住民の講義と博物館見学

 午前中は英語の講義、午後は博物館のAngela Linnさん担当でアラスカ先住民についての講義でした。言語学的には沿岸漁労民のInupiaq(イヌピアック)やYupik(ユピック)などの通称エスキモーと内陸側のAthabascans(北方インデアンと呼ぶこともある)に大きく分けられます。先住民を呼ぶ場合にはEthnonymで自らを名乗るのに則るのが正しいとされています。
 カナダではエスキモーを差別的名称として使用せず、Inuit(イヌイット)を使用していますが、アラスカではエスキモーが使われ、差別的な意味はありません。生活の様式や装身具は部族ごとで異なっています。YupikとAthabascansの言語の相違は大きく日本語と英語の違いのようなものです。

 


 講演の後で博物館の一般には公開されていない収蔵庫や研究室を見学しました。博物館はまさに研究所であることが実感として理解出来ました。一般公開展示場では動植物や民俗までの様々な展示がわかりやすくなされてました。 入り口には巨大なグリズリーベアの剥製が出迎えます。

 夕食の後、大学の植物園でブルーグラスのコンサートがありました。色とりどりの花に囲まれてのんびりと癒しの音楽を楽しむことが出来ました。(F)

 

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このページは、2014年7月11日 15:18に書かれたブログ記事です。

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