今日の午後は、アラスカ大学名誉教授でオーロラ研究の権威である赤祖父俊一先生による、オーロラの講義を受講しました。一日中明るい今は見ることができませんが、アラスカでは秋以降の夜にオーロラが出現します。なぜオーロラが出現するのか、それは太陽から届く粒子(太陽風)が地球の極地付近に収束する磁場に沿って移動し、大気中の粒子とぶつかる時に発光するからです。高エネルギーの粒子がぶつかって光る現象は、ちょうど昔のテレビに使われたブラウン管と同じ原理です。赤祖父先生は、オーロラの仕組みをわかりやすく、また非常に美しい写真やビデオを含めて紹介してくださいました。久しぶり?の日本語の授業であったためか、いつもにも増して質問が多くでていました。
講義の後はバスに乗って、フェアバンクス市内を流れるチェナ川へ移動。ここから大きなゴムボートに乗り、自分で漕いで川を下るラフティングツアーに参加しました。ほとんどの学生は川下りが初めての経験ですが、パドルを操作して舟を前進させつつ、川からの景色を楽しみました。ゴールの先に待っているのはアラスカ名物料理のサーモン・ベイク。程よく運動して減ったお腹を、たっぷりのサーモンやプライムリブなどアラスカらしい豪快な料理で満たすことができました。
オーロラ、川下り、そしてサーモンと、アラスカのことをたっぷりと体感できた一日でした。(S)