9日目 ロケット発射場&永久凍土トンネル&パイプライン

週末が終わって月曜日、午前中は再び英語の授業です。
まず、間違えやすい英単語の発音を反復練習してウォーミングアップ。その後、英語の慣用句や感嘆表現の使い方をワークシートを活用しながら学びました。また、これまでの経験をたずねる表現を用いて、指定された事柄の経験者を英語で質問しながら探し出すゲームに取り組みました。質問文の英文表現を考えながら、学生たちは積極的に英語によるコミュニケーションを進めていました。授業の後半では、アメリカ紙幣や貨幣を使ったお金の計算にチャレンジしたり、文章のない絵本を使って即興で英語による読み聞かせを行う面白い課題にも取り組みました。

































午後は、アラスカ大学からバスで1時間、ポーカーフラットを訪問しました。
ここにはアラスカ大学付属のロケット発射場があり、オーロラなどの研究が行われています。巨大なロケット発射台を間近で見学し、ロケットの組み立て手順や打ち上げ手順の説明に聞き入りました。






















次に永久凍土トンネルを見学しました。
トンネル内の温度はー2℃。体に染み込むような寒さに加え、分解されぬままの有機物の臭いが充満しています。このトンネル内では、永久凍土工学の専門講義で学んだ永久凍土や氷楔(ice wedge)を直接見ることができ、また場所によっては触れることもできるため、専門知識を再確認できるよい機会となりました。また、地表の亀裂から永久凍土層に落ち込んだ草木がすぐに凍り付き、当時の緑色を保っている珍しい埋設物も間近で見ることができました。






















最後に、アラスカの石油パイプラインを見学しました。
北極海沿岸のプルドーベイから太平洋岸のバルディーズまで、全長約1,300kmのパイプラインです。永久凍土上に建設されているため、その影響を抑えるための様々な工夫が凝らされています。永久凍土層が融けないようにするためのヒートパイプ、パイプの熱膨張や地表変位を吸収するためのジグザグ構造などを直接見て学びました(M)。









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このページは、2016年7月19日 15:12に書かれたブログ記事です。

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