野口　啓示

教育学・保育学分野

児童家庭福祉学

専門領域

児童家庭福祉、社会的養護、ペアレント・トレーニング

研究テーマ

• 虐待をした親へのペアレント・トレーニングの開発的研究
• 里親養育支援モデルの開発的研究
• 児童福祉施設での養育支援モデルの開発的研究

研究の詳細

児童虐待防止への支援を社会的養護のあり方から研究しています。社会的養護とは、「保護者のない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し、公的な責任として、社会的に養護を行う」制度です。具体的には、児童虐待をした親への支援、そして里親そして児童福祉施設で働く養育者への支援のあり方についての開発的研究をしています。私の研究の特徴は、親支援のモデル、里親養育支援モデル、そして児童福祉施設での養育支援モデルを実証的なエビデンスを踏まえた上で構築していく開発的研究にあります。私が社会的養護における支援モデル開発の研究を行ってきたのは、私自身が児童養護施設そして里親養育家庭といった現場において、子どもを養育する適切かつ効果的なモデルを追い求めて来たからです。保育所・児童福祉施設の職員はもちろん、教育現場の教員のみなさんと開発的研究を進めることができます。

主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。

指導可能なテーマ

私の行ってきた支援モデルの開発的研究のメソッドは、保育所・児童福祉施設の職員はもちろん、小学校や幼稚園といった教育現場の教員のみなさんのプログラム開発を目的とした研究にも応用することができます。また、開発したプログラムに到達するために必要な学問的問いを深め、具体的なプログラムへと導く実証的なエビデンスを量的研究そして質的研究の両方のアプローチをクラスのなかで学ぶことができます。児童虐待をキー概念にさまざまなテーマを研究することが可能です。