都市経営学研究科長
からメッセージ

複雑多様な都市社会の
課題解決に向けて

「高度専門職業人」として
指導的役割を担える人材の育成


 わが国は、人口減少・少子高齢化など社会が大きな転換期を迎えており、時代の流れが拡大・成長から成熟・持続という基調にある中、「限られた資源からより多くの公益を生み出す経営的視点や手法を導入していくこと」「地域の歴史・文化・自然等を価値ある都市ブランドに高めて産業振興や地域活性化に繋げていくこと」「国際化時代に相応しい地域づくりや多文化共生へ対応していくこと」などへの取り組みが求められています。

 このような状況下、福山市立大学大学院都市経営学研究科では、都市社会の成り立ちや発展についての高度な専門的知識や分析力とともに、複雑多様な都市社会の課題解決に必要な高い実践力を備え、「高度専門職業人」として企業の活性化や地域再生の現場で指導的役割を担える人材の育成を目的としています。

 すなわち、持続性のある都市・地域の発展をめざした“まちづくり(より良い 空間づくり・暮らしづくり・人づくり)”に取り組むために、総合的な都市経営の視野から現状を分析し、課題を探究し、施策を提案・実行することにより地域の未来を切り拓いていける高度な人材を、地域で育成・確保していくことが都市経営学研究科に課せられたミッションであると認識しております。

 都市経営学研究科では、「高度専門職業人」として指導的役割を担える人材の育成に向けて、①地域課題の学際的理解と理論的分析のための探究力、②政策的理解,地域における連携構築力、③理論的思考及び実践的な問題解決能力の育成、等の教育目標を掲げ、これを達成するために、基礎科目・専門科目・事例研究科目など必要な授業科目を開設するとともに、計画・環境系と経済・社会系から成る体系的かつ効果的な教育研究課程を編成しています。

 教員一同、複雑多様な都市社会の課題解決に必要な、高い実践力を備えた「高度専門職業人」としての学際的な学術研究にチャレンジする人材の入学を期待しております。

研究科長 渡邉 一成

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