吉長 真子

教育学・保育学分野

教育史

専門領域

近現代日本教育史


研究テーマ


研究の詳細

家族や共同体の中で伝承されてきた習俗的な出産・子育ての営みが、日本の近代化によって変容する過程を実証的に研究しています。医学・教育学・心理学等の専門家・有資格者の診察・介助や指導を受けたり、母性保護・児童保護や生活改善の運動・施策の対象とされたり、女性が学校教育や社会教育を受けたりすることによって、出産・子育ての方法は大きく変わりました。その過程についてさまざまな史資料を用いて分析し、そこから子ども観や子育て意識、女性の社会的位置づけ、国家・地域の関わり等がどのように変容してきたかを考察しています。これまでは主として農村地域を対象としていましたが、最近は、女工、職業婦人等の都市女性労働者の問題にも軸足を置いています。


主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。


指導可能なテーマ

日本の教育・保育・子育てに関わる歴史研究。方法は文献研究が基本となります。
歴史的な事実や経緯を知ることで、現代の問題に対して理解が深まったり、新たな視点を得られたりすることもあります。そのような問題関心をもつ方を歓迎します。

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