6日目:永久凍土

実習6日目の7月13日(木)です。午前中の英会話は、まず昨日を振り返るためのコメントや質問から始まりました。これまで以上に多くの手が上がり、皆英語で話すことや素朴な疑問を尋ねることに慣れてきたのかなと思います。ぜひこのまま続けていきましょう!その後は、日本とアラスカの伝統住宅の違いやTiny houseについて、英語でレッスンを受けました。断熱材や屋根の作り方等に寒冷地ならではの工夫があることが分かりました。参加者の中には建築関係の授業を履修している学生もおり、興味深く話を聞けたようです。 IMG_0486.jpegIMG_0475.jpeg 午後からは、「The International Arctic Research Center(IARC)」に移動し、澤田先生とIARC所属の岩花先生から「永久凍土」に関する講義を受けました。今日の講義は今回の実習で唯一日本語の講義です。澤田先生からは本学の専門科目「環境地理学」の授業の復習も兼ねて、永久凍土の仕組みや分布等について説明がありました。岩花先生からは、そもそもなぜ永久凍土を研究するのか?という問いかけから始まり、フィールドワークでどんなことをするのか等、動画を使った分かりやすい説明をいただきました。専門的な内容でしたが、久しぶりの日本語ということもあり、学生は積極的に発言をしていたように思います。

IMG_0492.jpegIMG_0499.jpeg 講義の後は、いつものように見学です。今日は岩花先生から、現地で収集されIARCに保存されている永久凍土サンプルや採掘用の機材を実際に見て、もちろん袋の上からですが一部触らせていただきました。これも日本に住む我々にとっては、非常に貴重な機会です。皆熱心に永久凍土の重さ、におい、色等に見入っていました。 IMG_7159.jpegIMG_7164.jpeg 今日は夕食まで少し時間があるので、自由時間を設けました。多くの学生は大学近くのアイスクリーム屋さんや雑貨屋さんまで自転車で出かけました。今日は日差しが強く、暑い日だったのでアイスはうってつけです。様々なフレーバーがあり、皆アメリカのアイスクリームを堪能したようです。 IMG_7169.jpegIMG_7175.jpeg 夕食は、UAFキャンパス内にある「Botanical Garden」を訪れ、野外コンサートの演奏を聴きながら、サーモンのお弁当をいただきます。大学構内とは思えない優雅な空間に、優雅なアメリカの音楽という贅沢な時間を過ごしました。 IMG_7186.jpegIMG_7184.jpeg これで6日目は終了です。早いもので折り返しの1週間が過ぎようとしています。学生たちは、それぞれの過ごし方や課題解決の仕方を身に付けつつあるような気がします。明日はフェアバンクス市内に赴きます。

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このページは、アラスカニュースレター編集者が2023年7月14日 13:38に書いた記事です。

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