Undergraduate
教員紹介
音は身の回りに溢れています。無意識に聞いていた音を意識して「聴く」
ことで、その音がもつ意味は大きく変化します。
そして,音を意識的に聴き,吟味することによって,人と音・音楽とのかかわりは豊かなものになります。 私は音・音楽の価値をどのように捉えるべきなのかということに関心を寄せています。これは,子どもたちに対する音楽教育の在り方を問う研究でもあります。「音楽すること」の意味について,いろんな視点から考えていきましょう。
名前 | 古山 典子(こやま のりこ) | 担当授業 |
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職位 | 教育学部 児童教育学科 教授 | ||
学位 | 博士(学術) | ||
専門分野 | 音楽教育 | ||
研究シーズ | (2022年度版) |
※以下の項目は「researchmap」よりご覧いただけます。
音楽教育を取り巻く音楽環境に関する各トピックについて,ディベート形式で議論を行う。議論を通して,今日的な課題について理解を深め,今後の音楽指導のあり方を考察していく。また並行して,近代以降の我が国において受容されてきた西洋音楽の歴史を概観し,各時代に特有の楽曲の特徴を視聴覚教材を通して把握する。西洋音楽を手がかりとして,日本の文化に根付く音楽をはじめとする多様な音楽について関心を深め,人と音楽とのかかわりについて考えを深める。
教師として欠くことのできない音楽理論の理解を図りながら,初等教育の場で必要とされる歌唱や鍵盤楽器の演奏技能を初歩から学ぶ。指導者・保育者が音楽指導において行う弾き歌いは,より良い発声を伴っていなければならず,また音の強弱,フレージング,アーティキュレーション等は,子どもたちの音楽表現へ影響を及ぼすものである。これらを踏まえ,基礎的・基本的な段階から,豊かで音楽的な表現を行うための知識と演奏能力の獲得を目指す。
音楽を学ぶこと,教えることの意味をさまざまな角度から問いながら,小学校の音楽科教育の意義と概要,指導内容について学ぶ。授業は,歌唱・器楽・創作・鑑賞の各分野の内容を指導するために必要な教育学的な知識及び音楽的な知識を修得することを目的とし,講義と演習(模擬授業)を組み合わせて進めていく。講義で音楽科教育の内容を学び,創意工夫を凝らした模擬授業演習を通して,音楽指導の実践的な力を身に付ける。
保育者として必要な感性と表現力を育成するため,幼児の音楽教材に対する理解を深め,保育者に必要な基礎的な音楽能力の修得を図る。
行事や季節の歌,子どもの歌,遊び歌を教材として使用し,実践的な歌唱やピアノ表現の技能を修得する。また音楽理論の理解を通して,子どもの豊かな音楽表現を引き出すための教材開発に向けた能力を獲得する。