Undergraduate
教員紹介
私は,いきいきと生きることと学ぶこととは,強い関連があるのではないかと考えています。
ここでいう学びとは,机に向かっての勉強のことだけではありません。世の中に存在する様々なもの,人,活動との出会いであり,対話であり,関与・参加であり,そして,それらからもたらされるものです。意識して,様々な人と関わり,様々な本を読み,様々な活動に参加し,充実した学生生活を送って欲しいと思っています。
名前 | 今中 博章(いまなか ひろふみ) | 担当授業 |
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職位 | 教育学部 児童教育学科 教授 | ||
学位 | 修士(教育学)・修士(心身障害学) | ||
専門分野 | 障害児心理 | ||
研究シーズ | (2022年度版) |
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知的障害の心理・生理・病理の特性を脳の構造・機能に関連づけながら概説し,必要とされる基本的な支援方法について論じる。また,知的障害を伴う自閉症の特性とその特性に応じた基本的な支援方法にも言及し,知的障害の理解をより深める。
障害のある子どもの発達を支援するためには発達的観点からの対象理解が必要である。この授業では,知的障害,学習障害を含む発達の遅れや偏りを示す子どもを,発達的観点からとらえる方法について,いくつかの診断法および検査法を取りあげて講義する。
知的障害とはどのような障害であるのかを解説したうえで,知的障害のある子どもに対する指導のあり方,指導の方法について講義する。指導については,応用行動分析の観点からの指導法を取り上げる。また,学校教育における知的障害児の指導の実際についても講義する。
特別な教育的支援を必要とする発達障害のある子どもについての理解の仕方および教育的支援について講義する。まず発達障害について解説し,発達障害のある子どもたちがしばしば抱える困難にわけて,理解の仕方と教育的支援の仕方について講義する。学校教育における発達障害のある子どもの教育についても解説する。
個体能力主義,認知偏重の学びを批判的にとらえ,それとは対照的な,人と人との相互作用,心理的な道具と人との相互作用の観点からの学びのとらえ方を取り上げる。まず,概念的な解説を行う。次に,障害のある子どもたちの学びの場面の映像資料を,人と人との相互作用,心理的な道具と人との相互作用の観点から分析し,相互作用的な学びのとらえ方についての理解を深めるとともに,何が子どもたちの学びを促しているかについて考察を行い,障害のある子どもの学びの可能性および学びの支援のあり方についての理解を促す。
この科目は,①大学での事前指導授業,②各特別支援学校での実習,③大学での事後指導授業の3つの部分から構成される。①では,実習に向けた最終準備として,実習へ向けての意識・構え,基本的な事項の理解(指導案作成を含む)の確認を行う。③では,実習における教育実践体験の省察を通して,教師としての資質能力形成における成果および今後の課題を確認する。なお,②で履修者は,特別支援学校にて2週間の実習を行う(大学教員の巡回指導あり)。