Undergraduate
教員紹介
偶然に出会った「おもしろいこと」や「たのしいこと」を夢中で調べていると、
さらに「しりたいこと」や「ふしぎなこと」に遭遇する。
このような知の伝播現象を経験した人は、すでに学問の本質に触れた人です。「私は文系だから」とか「私は運動ができないから」と自らを縛ることなく、あなたの感性がおもむくまま、自分らしいスタンスで学問と向き合うことができれば素敵です。
名前 | 山西 正記(やまにし まさき) | 担当授業 |
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職位 | 教授 | ||
学位 | 博士(教育学) | ||
専門分野 | 体育教育 | ||
研究シーズ | (2022年度版) |
※以下の項目は「researchmap」よりご覧いただけます。
子どもは,身体活動を伴う「遊び」を通じて,高度な身体運動能力を発展させる。教師が,子どもの運動発達段階について理解することは,子どもの運動に対する興味や関心を喚起し,運動意欲の継続へとつながることを理解する。また教師が子どもの運動様相を理解した上で,子どもたちの身体活動を促進できる場を設定(アレンジ)できる知恵や工夫が必要であることを理解する。
小学校の6年間は、子どもにおける身体運動能力の発達水準に大きな個人差が生じる時期である。まず、この期間における教師の運動に対する関与の仕方が、その後の子どもたちの運動への参画に大きな影響を与えることを自覚してほしい。各種の運動内容の教材特性の関係性を充分に理解した上で、画一的な指導法に執着するより、子どもたち一人ひとりの身体的発達特性や技能の習熟レベルに応じて、学習の指導法が多様化することを理解してほしい。同じ運動技能を指導する場合でも、個に応じてあらゆる角度から指導アプローチがあることを理解する。
本講は,体育授業で扱われる運動について,専門的に学ぶことを目的とした授業である。前半は,運動学の基本・基礎となる運動を観察・評価・分類・分析する観点について講義する。他方,後半は運動に関する知識を獲得させる学習理論に焦点を置き,前半で学修した観点を軸に,①学習理論に立脚した積極的な介入指導の可能性と限界(収束モデル)や②子どもの自発的・能動的な運動参与がもたらすナチュラルな運動発達の可能性(拡散モデル)をテーマに,学生と議論しながら講義を展開する。