Undergraduate
教員紹介
FCUには学際的で専門性の高い教員や,学問を深めるための設備が整っており,
4年間という貴重な時間の中で,自由に思索する「場」があります。
人生の主人公は自分自身です。この「場」をどう活用するのかは,あなたに委ねられています。未来のあなたからクレームがこないよう,失敗を恐れず,徹底して自分が好きなこと,面白いと思うことを勉強して下さい。テンションの上がることにパワーを使いましょう(『宇宙兄弟』より)。
名前 | 松浦 正伸(まつうら まさのぶ) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 准教授 | ||
学位 | Ph.D. in International Relations/외교학 박사 | ||
専門分野 |
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研究シーズ | (2022年度版) |
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新型ウィルスのパンデミック,米中覇権競争,日韓関係の相互不信,北朝鮮の核保有化,拡大する国際テロリズムの脅威等,最近の国際情勢は大きく変動している。これらは日本や都市社会にも影響を及ぼすものであり,国際関係に関する理解を深めることが21世紀の重要なリテラシーになっている。本講義では,東アジアを中心とする国際関係の現状について理解した上で,理論・歴史を学び複雑な国際社会を分析する。
隣国である韓国と北朝鮮の政治・外交・安全保障を学ぶことは,他ならぬ日本の特殊性や一般性を知るうえで有益である。本授業では,世界政治・国際関係・国際紛争・外交史等の分野の最新研究を取り入れながら,第二次世界大戦後の冷戦・新冷戦・脱冷戦構造の中で朝鮮半島がどのような変容を遂げてきたのかを理論・歴史・政策の視点を通して学ぶ。また,北朝鮮による拉致・核・ミサイル開発問題等の最近の東アジア情勢を踏まえ,教員の北朝鮮・韓国・米国・中国・日本での現地調査の様子等を紹介し,東アジア地域に対する知識・理解を深める。
国際開発学の分野では,援助国と被援助国間の人道主義的な関わりのほかに,戦略的な要因が外交上,重要な影響を及ぼしている。本授業では,近年注目されている国際政治学の手法を手掛かりに,日本との関係性が深い東アジア,特に,朝鮮半島をめぐる開発問題について学び,日韓・日朝・南北関係を中心とする東アジア国際政治に関する理解を深めることを目的とする。講義では,東アジア地域主義と国際協力の可能性,DACメンバーとしての韓国のODA政策,国際機関の援助と国連の対北制裁,朝鮮半島と難民問題,朝鮮半島の統一と開発コスト等を学ぶ。
20世紀の百年を通じて、国際関係論は、政治学のみならず、経済学・法学・社会学等の隣接科学の成果を包摂しながら発展を遂げてきた。本講義では前半部においてリアリズム、リベラリズムなどの理論書を精読し、後半部において日本や福山市を取り巻く東アジアを分析し、国際政治学理論・歴史学・地域研究の視点から現代国際関係の理解を深める。
21世紀の国際社会においては,紛争の頻発,核による威嚇,格差拡大,民主主義の後退,人権侵害など,持続可能で安定した未来の構築を脅かす問題が増加しており,政府や専門家だけでなく,一般市民が解決策を考究することが求められている。持続可能な国際社会の構築に向けた安定・不安定要因を考察するため,本授業の前半(松浦)では,総論として,現代の戦争と平和をめぐるイシューの中から国際政治の戦略的課題と道義的問題にいかに向き合うべきかを検討する。