Undergraduate
教員紹介
「歴史学」とは単に過去を探求するだけの学問ではありません。
歴史からは私達が今どのように生き,これからどこへ向かっていくのか,といった現在と未来を考える学問でもあります。私たちが暮らす地域の歴史や文化を学びながら,固有の地域遺産を活かした「都市経営」=「地域づくり」を一緒に構築・実践していきましょう!
名前 | 八幡 浩二(やはた こうじ) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 教授 | ||
学位 | 博士(文学) | ||
専門分野 |
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研究シーズ | (2022年度版) |
※以下の項目は「researchmap」よりご覧いただけます。
考古学という学問は,発掘調査すなわちフィールドワークなくしては成立しない。発掘調査によって,地下に埋蔵された過去の人間の行為を遺構・遺物の両面から明らかにする。したがって発掘調査の結果,その地域の歴史をただちに物語るのが考古学の大きな特徴だといえよう。本講義では,最新の研究動向について留意しながら地域の「古墳」を取り上げ,古墳時代の全体像を明らかにするとともに,地域の歴史的性格に関する基礎的な知識を得ることを目標とする
日本古来の製鉄法の一つに砂鉄を原料にし,木炭を燃料とした「砂鉄製錬法」がある。中国山地一帯では,砂鉄製錬法が盛んに行われていたことが,文献史料や発掘調査から明らかにされており,特に江戸時代後半から明治時代にかけては,全国の鉄生産量の90パーセントを占めるほどであった。本講義では,わが国の近代産業の発展に大きな役割を果たした中国地方の製鉄の歴史とその展開について,考古学的な調査と研究を中心に進め,さらに文献史料や絵画資料など様々な角度から理解を深めることを目標とする。
日常私たちが何気なく暮らしている地域には,当然のように悠久の歴史があり,そこで育まれた文化がある。つまり,地域にはそれぞれに独特な歴史文化がある。本講義では,瀬戸内海地域を舞台に繰り広げられた歴史や文化の形成や展開について,具体的なテーマや史資料を挙げながら講義を行う。前近代における地域文化の特質について理解を深めるとともに,現在の地域社会に内包している諸問題や,将来の地域社会における課題について考える力を養うことを目標とする。
福山とはどのようなまちであるのか?福山のまちはどのように成立し発展してきたか?福山のまちは今日どのような課題に向き合い,その解決にむけて何をしてゆくべきか? 福山で学び生活してゆく上で基本的な教養として身につけて欲しい知識・情報について学ぶ。