Undergraduate and Graduate school
教員紹介
米国のワシントン大学在籍以来,
市民の考えを社会に直接実現させることの大切さを痛感した。
そこから,コミュニティプランニングと市民直接立法の研究に力を入れるとともに,実践でも多くの自治体のアドバイザーをおこない,特に日本初の「市民の手での市の憲法(自治基本条例)」策定に打ち込んできた。 さあ,市民型で,これからの「暮らしやすい持続可能な社会」をつくりあげてゆく研究と実践を一緒にしよう!
名前 | 前山 総一郎(まえやま そういちろう) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 教授 | ||
学位 | 博士(文学) | ||
専門分野 |
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研究シーズ | (2022年度版) |
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社会の基盤は都市・地域社会であり,そこに生活・文化・自治に関わる重要な社会的問題が集積し出現することを踏まえて,身近な問題から,現代社会の諸問題,とりわけ都市を舞台に現れている諸問題を学生が自ら考える。次に,地域社会と人々に身近な現代的で中核的な社会的問題(少子化・高齢化・孤独死・サスティナブル問題等)を学ぶ。社会学が,ローカルガバナンス論や市民社会論とリンクした形で,現代的社会諸問題の解決をめざす実践的知恵とスキルとして進展していることを,実感として体得することを目的とする。
本講義では都市社会・地域社会にかかわることがらにつき,(1)理論,(2)制度環境比較,(3)地域社会運動論,(4)町内会論,(5)地域社会に係る諸スキル,という五つの領域を学ぶことにより,現在まで都市社会・地域社会が置かれてきた背景と現在の状況を,理論・運動論・スキルの三位一体で捉えることを目標とする。とりわけ,これまでの都市社会学が都市のハードを重視するあまり限界に陥ったことの反省をふまえ,地域社会運動という「人」を重視する視点から課題を考察する。
「市民自治」は21世紀までの各種社会思想の結晶的コンセプトであるが,本講義では(1)市民自治に関わる理論,(2)市民自治の展開,そして(3)市民自治に呼応する自治体(政府)の姿と可能性,という三点から21世紀における「市民自治」のありようを学ぶ。理論とともに,とりわけ,世界の事例より市民自治が展開する類型と条件,また市民自治に呼応して自治体の変革をどのようにすすめるかにかかわる基本的視点と方法論を身につけることを目標とする。
21世紀型の新たな「持続可能社会型開発」(sustainable development)とはどのようなものとしてあるべきかについて,身近なかつ全国的な,景観-開発を題材に実践的に調査し,学ぶ。具体的には,第一に古代から中・近世,そして現代までの関係する地域社会史,第二に持続可能社会型開発についての理論を捉え,その上で第三に,人口減少化にあって歴史的景観的資源と観光インフラの構築について実地調査をおこなうことを通じて,「持続可能社会型開発」を実践的に学ぶ。