Undergraduate
教員紹介
高校までの勉強とは違い,大学で学ぶことには
明確な答えが決まっていないものが少なくありません。
また,身の回りのあらゆるものが学問の対象になってくると言っても過言ではありません。大学では,こうした学びの自由さや幅広さとともに,自ら考えることの楽しさ,面白さを知ってもらいたいと思います。
名前 | 塚本 僚平(つかもと りょうへい) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 准教授 | ||
学位 | 博士(文学) | ||
専門分野 |
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研究シーズ | (2022年度版) |
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今日,グローバ化をはじめとする様々な経済・社会的な変化とともに,地域産業をとりまく状況は厳しさを増しています。本授業では,そうした地域産業をとりまく環境の変化と,各種の地域産業の実態について理解を深めていきます。その際,経済的な観点からだけでなく,社会・文化的な観点からも対象を捉える姿勢を身につけ,今後の産業や地域のあり方を考えるうえで,どのような対応等が必要になるのかを学んでいきます。
本授業は,学外機関(企業等)とのジョイント講座であり,その形式は,講義・グループワーク・地域企業へのインタビュー・プレゼンテーションと変化に富みます。授業を通じて,①企業に関する定量的・定性的な分析手法の理解,②地域企業に対する知見の習得,③学外関係者(企業等)とのコミュニケーション能力の獲得,④主体的に,かつ他者と協働して問題解決する力の獲得,⑤プレゼンテーション能力の獲得を目指します。
2000年代以降,地方創生等の文脈において地域産業の果たす機能や役割に期待が高まっています。その一方,国内各地では地域産業の活性化に苦慮しているケースが散見されます。本授業では,地域産業に関する主要な研究成果を整理することで,そこで用いられてきた分析枠組や概念等について学んでいきます。特に,近年では産業集積研究において多くの成果が蓄積されているため,それらを中心的に学ぶことで,今後の地域産業や地域社会のあり方について探究する力を養っていきます。
近年,地域産業や産業遺産に対する関心が高まる一方,その存続と発展,保存と活用については様々な課題が山積しています。本授業では,地域産業および産業遺産に関する研究成果について学ぶとともに,学外授業を通じてそれらの利活用の実態についても学びます。そうした学習を通じて,地域産業の歴史や現状,今日的な課題等に関する見識を深めるとともに,得られた知見をもとに議論を行うことで,課題発見能力や分析能力を養成します。