Undergraduate
教員紹介
21世紀は水の世紀と言われています。
21世紀になって早20年余りが過ぎましたが,水に関わる問題は,まだまだ山積しています。
水に関わる問題を解決し,健全で持続可能な水環境・水循環を創造するためには,様々な視点からアプローチする必要があります。生命や都市活動に必要不可欠な水について,一緒に考えていきましょう。
名前 | 清水 聡行(しみず としゆき) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 准教授 | ||
学位 | 博士(工学) | ||
専門分野 |
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研究シーズ | (2022年度版) |
※以下の項目は「researchmap」よりご覧いただけます。
都市のライフラインとして重要なインフラである上水道事業と下水道事業について,その概要と役割について講義を行う。特に,都市における水循環と上下水道について,水処理施設,事業経営の現状や課題,水環境問題,グローバルな視点といった,様々な視点から水供給や水環境に関する幅広い知識や考え方を身に付けることを目標に講義を行う。
前半では物質の状態や化学反応といった化学の基礎について,後半では化学の視点から水環境汚染,大気汚染,土壌汚染,エネルギー,放射能,廃棄物・資源循環などの環境問題について講義する。環境状況を把握するための指標の定義やその測定方法の基礎についても講義する。
持続可能な都市の設計のためには,水と河川の性質や,限りある水資源の有効な利用方法を知る必要がある。この講義では,水や河川に関連する室内実験と野外実習をグループで行い,水の性質,河川の地形や河川水の利用について理解を深める。野外実習の実施にあたっては,学生自らが計画を立案し,グループごとに結果をまとめ,発表と議論を行い,実験結果についての理解を深める。これにより,データの取り方やまとめ方の基礎を学び,科学的方法の基礎を習得する。なお,芦田川の実習は,土日を利用して行う。
水に関する都市インフラ施設の現状,課題を中心にグローバルな視点も含めた幅広い基礎知識をベースに,健全で持続可能な都市・水環境を創造するためには今後どうあるべきかについて講義・議論する。また,減災対策,下水再生利用といった都市水システムの考え方や事業経営,最新の水処理技術等の経営的・技術的な側面からも講義を行う。