Undergraduate and Graduate school
教員紹介
地震などの自然災害や地球温暖化などの環境問題が重大なテーマとなっています。
地球環境について学びながら,自分達の将来のあり方について考えてみましょう。
名前 | 向井 厚志(むかい あつし) | 担当授業 |
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職位 | 都市経営学部 都市経営学科 教授 | ||
学位 | 博士(理学) | ||
専門分野 | 地球環境学 | ||
研究シーズ | (2022年度版) |
※以下の項目は「researchmap」よりご覧いただけます。
日本列島の自然環境を概観し,地球上の他の地域と比較することによって,日本列島の特徴を明らかにしていく。その際,自然環境の調査方法についても紹介し,その調査結果を読み解く方法を解説する。また,日本列島の形成過程を概観しながら,将来の日本列島の自然環境について考える。
自然や文化と共生しながら美しく質の高い都市環境を模索し,行政と市民が協力しつつ持続的な都市を再構築する新しい都市の在り方・都市づくりの進め方を主なテーマとして,先進的な取り組みにも触れつつ,工学・環境の視点からみた都市経営の動向と可能性を明らかにする。
本講義は,21世紀の都市や地域社会が直面する多様な地球規模の自然現象の中で,地球と人間が共存できる『持続可能な地球環境の構築』の考え方や方策を模索し,研究をベースとして実践的にも対応できる能力を身に付ける講義である。地震活動期に入った日本が直面する地震災害やグローバルな環境問題である地球温暖化,それに伴う海面上昇等に対して,地球が持つ普遍の自然現象を科学的に理解し,防災対策について議論を深める。
地球上で暮らす私達は作物の実りや四季等,地球環境からの多彩な恩恵を受けている一方で,様々な自然災害とも日々向き合っている。特に日本では,集中豪雨や洪水,地震,火山噴火等,一年を通して多様な自然災害から逃れることができない。本講義では,日本が過去に経験してきた,または,これから経験するであろう自然災害を取り上げ,その仕組みを解説しながら,自然災害を低減する方法について考えていく。
大自然の満ちあふれた米国アラスカ州 フェアバンクス市のアラスカ大学フェアバンクス校での海外実習である。講義はアラスカ大学の教員と合同で英語で実施する。午前中は英語学習を行い,午後はアラスカの自然環境及び先住の人々の歴史と文化についての講義を行う。テーマは「フロンテアスピリットを学ぶ」。
私達が暮らす惑星・地球は約46億年前に誕生し,以来,様々な激動の歴史を歩んできた。溶けた球体だった時代,地球全体が凍りついた時代,そして今,私達は生命が満ち溢れた時代を生きている。地球科学によって解明されてきた地球の歴史を紹介し,地球およびその周辺で起きてきた自然現象について解説する。
地震災害のように広範囲の地域を巻き込む自然災害では,多くの人々の生活に重大な影響を及ぼすこととなり,自然現象そのものへの学術的な究明だけでなく,行政や地域社会の対応,避難行動等における心理的な側面,減災に対する工学的・社会科学的取り組み等,様々な学問領域にまたがる対応が必要となる。本講義では地震災害を例に取り上げ,多様な学問領域がひとつの課題に取り組むフィールド情報学について解説する。
中国では火薬・紙・羅針盤の発明と多くの技術革新がなされたが,近代科学は誕生しなかった。一方,中世ヨーロッパでは,唯一神を信ずるキリスト教的な世界観のもとで科学的な事実を説明する法則は唯一であるという近代科学の基本的考え方が共有され,近代科学の基礎が築かれていった。こうした科学の発展の歴史と科学的な考え方について解説する。