福山市立大学
本文へ移動

地域連携・国際交流・研究

Regional Cooperation / International Exchange / Research

開催レポート

第14回多文化共生連続ワークショップをオンラインで開催しました

テーマ

ベトナムから見た日本とは?

日時

10月31日(日)10:00~12:30

講師

講演者

塩入 すみ  熊本学園大学外国語学部 教授

       「ベトナムの実習生送出し機関の教育と対日意識」

Kim Nhi(キム ニー) ベトナム出身技能実習生
       「ベトナムと日本の文化の違い」

内容

 本ワークショップは,福山市を外国人に優しいまちにすべく様々な課題をともに考える場を提供する目的で2019年から本学の教育研究交流センターと,びんご多文化共生研究会が共催してきているものです。参加者は福山市内外の34名で,関東や関西,またベトナムからも参加がありました。主催者側からは本学の都市経営学部上別府教授・牧田准教授,びんご日本語多言語サポートセンター「びるど」の宮野さん・客本さんが参加しました。

 本ワークショップでは,ベトナムから日本を見るとどう映るのか,ベトナム人の考え方や行動様式は日本人とどう違うのかなどの異文化理解に焦点を当て,お二人のお話を聞いた後参加者が小グループで意見交換を行いました。その後,各グループから全体に話し合いの内容を共有し,講師のコメントを頂いて終了しました。

 意見交換では,技能実習の制度的・構造的な問題,日本語の方言やニュアンスの分かりにくさ,上下関係とステレオタイプの不合理さ,実習生の「怒られること」への恐れなど多くの課題が取り上げられ,問題解決や相互理解に向け日本人・外国人双方が何をすべきかについて活発に話し合われました。最後に,講師から,国籍に関係なく多様な個人が出会い,そして個人がつながる場がとても大事であるとの指摘があり,本学が地域の多文化共生ネットワークのハブとして果たす役割にも強い期待が寄せられました。

honbun1.jpg  honbun2.jpg

開催レポート

このページのトップへ