Regional Cooperation / International Exchange / Research
開催レポート
"私たちが描く 福山のまちづくり"
2025年2月16日(日)13:30~16:00
田村 太郎氏 「福山市多文化共生推進プラン」「びんご圏域多文化共生推進ビジョン」アドバイザー、(一財)ダイバーシティ研究所 代表理事
2025年2月16日(日)、第25回びんご多文化共生連続講座/多文化共生セミナーを開催し、50名近くの参加者にお越しいただきました。今回はこれまで24回にわたる「びんご多文化共生連続講座」の集大成として、これまでを振り返るシンポジウムの形式をとり、福山市と本学教育研究交流センターが共同で開催しました。
まずは本学都市経営部の上別府隆男教授から、開会のあいさつがありました。
基調講演には、(一財)ダイバーシティ研究所 代表理事を務める田村太郎氏をお招きし、「多文化共生の これまでと これから」というテーマでお話いただきました。在留外国人数の推移をデータで確認しつつ、外国人との共生について諸外国の事例をふまえ、これからの多文化共生社会に向けての問題解決のアプローチや社会の在り方についてご講演いただきました。
その後、びんご多文化共生研究会メンバーである宮野宏子氏、客本牧子氏、上別府教授、牧田幸文教授(都市経営学部)によるリレー発表が行われました。
【発表テーマ】
最後に、田村講師より福山市の今後の展望などについてお話があり、閉会となりました。
開催後、参加者からは「地域に根差した施設に勤める者として、さらに必要なことは何かを改めて考えるきっかけになった」、「日本に住む私達も変化しなければ、と思いました」、「居住年数がのびることにより、まちづくりの視点で考えていく必要性を改めて強く感じられた」、「福山市人権尊重のまちづくり条例の意味が分かりました。外国人にも人権があることを改めて理解しました」、「外国人市民は、共にまちづくりをしていく仲間だと私たちの頭の中の情報をアップデートし、お互いに知り合いたい、壁を作らないという気持ちでいることが大切だと学ばせていただいた」など、多種多様な感想をいただきました。